『藤子不二雄Aファンはここにいる Book2 Aマンガ論序説編』の取り扱いが、ようやくセブンネットショッピング(セブンアンドワイ)でも始まりました。「当日〜2日で発送」となっていますので、注文すればすぐに届くと思います。
■セブンネットショッピング(セブンアンドワイ)
http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1102831448/subno/1
本書をさっそく読んでくださった方から感想をいくつかいただいております。そのなかで、文章の読みやすさ、心地よさに言及してくだる方が複数いらっしゃって、わが意を得たりという気持ちです。
当ブログのコメント欄でzakoさんが「すごく丁寧でわかりやすく、かつ、押し付けがましい感じもなく、すっきりしていていいです! 読み応えがあります」と書きこんでくださっていますし、別のところでTさんという方が「Aマンガ論序説編の文章は、通り一遍ではない誠実でデリケートな語彙選びと、しかし生硬難解ではなく平易を心がけている姿勢が伝わってきますね。語りのリズムがとても心地よいです」と書いてくださいました。
本書の執筆のさいは評論の内容に神経を遣ったのはもちろんですが、文体にもずいぶん気を配ったので、こういう評価をいただけると、その気配りが報われたようで非常に嬉しいのです。読み手になるべくストレスがかからぬよう、明晰でキビキビとした文体を心がけました。読み進めるのに苦にならない文章を目指したのです。
とはいえ、わかりやすい文体に気を配るあまり、文章がコクを失ったり内容がスカスカになったりしては本末転倒なので、その辺も気をつけて、引っかかりのあるくだりを入れ込んだり、知的刺激を感じもらえるよう工夫したりしました。
「評論」とか「作品論」ということで本書を読むことに尻込みされている方がいらっしゃるかもしれませんが、硬質な面もありながら肩ひじ張らず読んでいただけるものになっていると思うので、試しに手にとってみていただけると幸いです。
■「Aマンガ論序説編」を確実に入荷した書店リスト
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20091210