拙著『Aマンガ論序説編』の書評が「出版ニュース」誌に掲載!

出版ニュース」(出版ニュース社)という雑誌があります。月3回発行の出版業界情報誌です。
 このたび発売された「出版ニュース」2月中旬号に、拙著『藤子不二雄Aファンはここにいる Book2 Aマンガ論序説編』の書評が載りました。

 
 「出版ニュース」2月中旬号表紙
 
 「出版ニュース」2月中旬号26ページ(拙著の書評)


 小さな記事ではありますが、こうした堅実な業界誌で書評をしていただけるのはたいへん光栄なことです。著者として素直にうれしいです。


 書評にはこんなことが書いてありました。とくに心に残った部分を抜粋してみます。

本書は、ファンとしてのオマージュと綿密な分析が結びついたマンガ家論の労作だ。

藤子不二雄Aのマンガのなかでも、人気を呼んだ『忍者ハットリくん』や『怪物くん』といったギャグマンガから、自伝的『まんが道』、ブラックユーモア調の『黒イせぇるすまん』『ひっとらぁ伯父サン』まで、ファンの心意気みなぎる解説本。

 限られた書評スペースのなか、的確に拙著のエッセンスを指摘してもらえているのがとてもありがたいです。

藤子不二雄Aファンはここにいる Book2 Aマンガ論序説編』は、ファンとしてのほとばしるような熱烈な思いと、論者としての理性的な考察・分析の両面を尊重しながら、どちらにも偏らないよう配慮して書いたつもりの本なので、「ファンとしてのオマージュと綿密な分析が結びついたマンガ家論の労作」という評言はほんとうにわが意を得たりという気持ちです。(執筆中のことを思い返せば、熱狂的な思いを抑制しながら書くのがちょっと大変でしたが^^)

 

 ◆「出版ニュース」2010年2月中旬号目次一覧
 http://www.snews.net/news/1002b.html

 

藤子不二雄AファンはここにいるBook〈2〉Aマンガ論序説編

藤子不二雄AファンはここにいるBook〈2〉Aマンガ論序説編

 

 先日、某大都市の大型書店を3店めぐってみたのですが、その3店とも『藤子不二雄Aファンはここにいる』の隣に、1月に復刊された藤子先生の自叙伝『二人で少年漫画ばかり描いてきた』を並べてくれていました。最近刊行された藤子先生関連の活字本ということで、こうして隣り合う機会が多くなったのでしょうね。光栄といいますか、もったいないといいますか、おこがましいといいますか、とにかく心震える光景でした^^