ロング・インタビューを受けて

 すでに告知させていただいたとおり、私が受けたロング・インタビューが公開中です。

 ↓こちらでお読みいただけます。

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 このインタビューのなかに『藤子不二雄Ⓐファンはここにいる』という拙著の話が出てきます。

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 2009年に社会評論社より上梓した本です。「座談会編」と「Ⓐマンガ論序説編」の2冊が世に出ました。

 今回私のインタビューをお読みになった中野晴行さんが、この本に関して、じつに嬉しいお話を聞かせてくださいました。

 中野晴行さんは、長年にわたりマンガ評論やマンガ解説、マンガアンソロジーの編纂などマンガにかかわるお仕事で活躍されている方で、『手塚治虫タカラヅカ』『マンガ産業論』『謎のマンガ家・酒井七馬伝新宝島」伝説の光と影』など多数のご著者を出しておられます。

 その中野さんが、こんなエピソードを教えてくださったのです。

 

 中野さんが藤子不二雄Ⓐ先生と会ったときのこと。Ⓐ先生が「僕のファンがこんな本をつくってくれたんだ」と『藤子不二雄Ⓐファンはここにいる』を見せてくれたのだそうです。

 そのとき中野さんは私の存在を初めて知ったとか。

 

 Ⓐ先生が拙著の出版を大なり小なり喜んでくださっているからこそ、そうやって中野さんに本をお見せになったのではないでしょうか。

 もう12年も前のことではありますが、そう思うとジーンとしてきます。

 何か熱いものが込み上げてきます。

 

 インタビューを受けたことをきっかけに、そんな素敵で嬉しいエピソードを知れてありがたい限りです。

 そのことだけでも、インタビューを受けてよかった!と心底思うのです。