園山俊二展のお知らせが届く

 明治大学米沢嘉博記念図書館さまより新展示「インターネットでみる 園山俊二展 ~家族・自然・冒険~」のお知らせが届きました。ありがとうございます。

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  今年は園山俊二先生の生誕85年、マンガ『ギャートルズ』誕生55周年にあたるのですね!

 同館初めてのインターネット展示ということで、じかに原画を見られないのは残念ですが、今はまだコロナ禍にありますし、何より、私のような地方在住者にはありがたい試みです。

 

 私の藤子ファン的な偏った目線で園山俊二先生を見た場合、園山先生は第2次新漫画党の党員で藤子不二雄Ⓐ先生ととても親しかった、との印象がが強いです。

 『愛…しりそめし頃に…』第2集の「新しき出会い」で、満賀道雄園山俊二の初対面が描かれています。満賀は、テラさんに連れられて入った新宿三丁目の飲み屋「浜や」で、その店の客として来ていた園山俊二と出会うことになります。

 園山俊二はその後も同作に何度か登場しますが、「浜や」が舞台になることが多かったような気がします。

 

 『愛…しりそめし頃に…』第2集収録の特別編「さらば友よ」を読むと、藤子F先生の訃報を聞く前日、藤子Ⓐ先生は園山俊二先生のご長男(望太郎さん)の結婚披露宴に出席されていたことがわかります。

 

 藤子Ⓐ先生はかつてO次郎という名前のチャウチャウ犬を飼っておられました。そのO次郎の母犬が園山俊二先生の愛犬ガチャコでした。

 ガチャコと聞くと、『ドラえもん』の連載初期に5回だけ登場してその後出てこなくなったアヒル型ロボット・ガチャ子を思い出してしまいます(笑)

 

 藤子Ⓐ先生の生家・光禅寺を訪問したときのこと。お寺の廊下に園山俊二先生の絵が飾ってあるのを見た私は、「園山先生がお寺に寄贈してくださったものですか?」と質問しました。

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 その質問に、お寺の方はこう答えてくださいました。

「園山先生が安孫子先生とこのお寺に遊びにこられたことがあるんです。そのときその場で落書き気分で描いていってくださったものなんですよ。せっかくなので、こうして飾らせていただいているんです」

 Ⓐ先生の生家にまで一緒に遊びに行かれるとは、やはりⒶ先生と園山先生は仲良しでいらしゃったんだなあ、とそのときあらためて実感しました。