公式による藤子・F・不二雄作品無料配信の企画、2月13日(木)から2月17日(水)午前10時まで以下の3作品が公開されています。
[現在配信中の作品]2/13(土)AM10時~2/17(水)AM10時
「ハッピープロムナード 」(てんとう虫コミックス「ドラえもん」21巻より)
「天体観測で見つけたものは」(てんとう虫コミックス「チンプイ」3巻より)
「みどりの守り神」(藤子・F・不二雄SF短編集Perfect版3巻より)
『ドラえもん』の「ハッピープロムナード」は、百科事典のセールスマン氏の覇気のなさ・自信のなさをあらわす擬態語「ショボクレー」がとても印象的で、この「ショボクレー」という響きとともにお話が私の記憶に刻まれています。
ショボクレーとしょぼくれているセールスマン氏のいかにもしょぼくれた表情も忘れがたいです。
この一コマの影響で、私もがっかりしたときなど不意に「ショボクレー」と口にしたくなるくらいです(笑)
今回の無料配信で久々に読み返して、ますます「ショボクレー」への愛着が強まりました。
SF短編作品の配信、前回は『ノスタル爺』で今回は『みどりの守り神』ですね。私はこの2作品のタイトルが並ぶと、こんなつながりを意識します。
『ノスタル爺』の土蔵などの風景を高峰至先生(アシスタント時は青木則幸さん)が描いており、『みどりの守り神』のジャングル化した新宿の風景も高峰先生が手がけているのです。(たしか、『みどりの守り神』が単行本に収録されるさいの同シーンの加筆修正作業は別の方がやったはずですが)
当ブログで『みどりの守り神』と小松左京氏の小説『復活の日』を比較してみたことがありますので、無料配信で『みどりの守り神』を読まれたあとにでもご覧いただけたら幸いです。
https://koikesan.hatenablog.com/entry/2020/12/29/225226