『「どろろ」「三つ目がとおる」大解剖 手塚治虫 怪奇マンガの世界』(三栄書房、907円+税)が、本日(2/15)発売されました!
このムック本に私もライターとして参加しておりまして、「三つ目がとおる大解剖」「傑作怪奇マンガの世界」(計40ページほど)の記事執筆を担当させていただきました。
書名のとおり、『どろろ』と『三つ目がとおる』を中心に、手塚治虫先生の妖怪・怪奇マンガを特集しています。作品&キャラクター紹介に力点が置かれていて入門者の方にもやさしく、眺めるだけで楽しいビジュアルの魅力あふれる一冊です♪
最もページ数が割かれているのは『どろろ』のコーナーです。このコーナーは特に資料性が高く、
・単行本化される前に「別冊少年サンデー」1968年4月号「どろろ特集」に掲載された「発端の巻」
・「週刊少年サンデー」1968年2+3合併号で発表された藤子・F・不二雄先生、赤塚不二夫先生、つのだじろう先生によるパロディマンガ
などを収録しています。現在放映中の新作アニメを紹介するページもありますよ。
私が記事を書いた「三つ目がとおる大解剖」のコーナーは、作品解説、ストーリー&キャラクター紹介とともに、『三つ目がとおる』や他の手塚マンガで描かれた超古代文明にも注目しています。
これも私が記事を執筆した「傑作怪奇マンガの世界」のコーナーでは、『アラバスター』『ザ・クレーター』『バンパイヤ』『日本発狂』『新・聊斎志異』などの怪奇テイスト作品をガイドしております。
中野晴行さんの「手塚治虫 怪奇・怪異マンガの系譜」、野口文雄さんの「『どろろ』と手塚治虫考」といった、解説・論考記事も読みごたえがありますよ。
手塚先生の作品を特集したムック本にがっつり参加させていただけて、たいへん光栄に思います。その本に藤子F先生の作品が再録されているなんて、藤子ファン的にも僥倖です。ひたすらありがたい限りです。
皆さまにも手に取って楽しんでいただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!!