25日(金)、藤子・F・不二雄大全集・特別追加巻『名犬ラッシー』が発売されました。
http://www.shogakukan.co.jp/fzenshu/lassie/index.html
・初版のおまけとして、オールキャラ・ミニポスターがついています。
これをもって、2009年7月から刊行されてきた藤子・F・不二雄大全集(115冊)が完結となりました。「F先生の本格的全集が刊行される!」との一報に触れたときの驚嘆…、それから実際に刊行されるまでのあいだ「どんな全集になるんだろう」「どんな作品がどんなふうに収録されるんだろう」と期待した日々…、ついに第1期第1回配本が発売されたときの歓喜…、その後毎月のF全集発売日を楽しみにしてきたおよそ5年間の出来事を思い返すと、じつに感慨深いです。
今巻の巻末には、F全集完結に寄せたF先生の奥さまのコメントが載っており、読んでいてジーンとしてきました。
ただ、F全集完結といってもそれは正規の巻が完結したのであって、“別巻”というかたちでまだ発売予定があるため、寂しさは本格的ではありません。
このあと予定されている別巻は…
・5月30日:『藤子・F・不二雄の異説クラブ〈完全版〉』
・7月25日:『藤子・F・不二雄まんがゼミナール/恐竜ゼミナール』
月報で告知された発売日は誤りで、公式サイトで訂正されています。
http://www.shogakukan.co.jp/fzenshu/4thseason/index.html
別巻として刊行される記念に、『藤子・F・不二雄の異説クラブ』と『藤子・F・不二雄まんがゼミナール/恐竜ゼミナール』の既存の単行本を紹介します。
・失われた環ミッシング・リンクシリーズ『藤子・F・不二雄の異説クラブ』1〜2巻(1989年、1991年、小学館)。F全集別巻では、この2冊に未収録だった「タイムマシンの秘密」「ロボットは人間を超えるか?」の2章を加え、完全版として刊行!
・てんとう虫ブックス『藤子・F・不二雄まんがゼミナール』(1988年、小学館)、『藤子・F・不二雄の恐竜ゼミナール』(1990年、小学館)。『まんがゼミナール』が最初に発売されたとき藤本先生のペンネームは藤子・F・不二雄になる前だったので書名は『藤子不二雄(F)まんがゼミナール』でした。『まんがゼミナール』はのちに『藤子・F・不二雄のまんが技法』と改題されて文庫化されました。
F全集別巻では、この2冊分をカップリング収録したうえ、「毎日中学生新聞」に連載された『マンガの描き方』も収録!