「Neo Utopa」57号届く

 藤子不二雄ファンサークルマガジン「Neo Utopa」57号が、6日(金)に届きました。
 
 届いたときは熱があって頭がフラフラしてまともに読めなかったのですが、表紙のジャングル黒べえウメ星デンカたちの姿(大杉宣弘さん描き下ろし!)から躍動感があふれていて、とても楽しくなりました。


 体調が快方に向かって、ボチボチと中身を読みだしています。
 最もページを割いた大特集が「人形アニメーション シスコン王子の世界Part2」です。製作スタッフのインタビューを読めるうえ、発掘資料の大展示会のような様相で、そのボリュームと充実度は圧巻です。


 前号から続く特集といえば、「作品が語る 藤子アシスタント列伝PART2」も濃厚な企画ですね。藤子作品のどの箇所を執筆し、どんな作品に出演しているか…という切り口で藤子スタジオに在籍された各アシスタントさんを徹底ガイドする、というマニアックな記事です。そのこだわり、調査力、考察力に感嘆しながら楽しみました。


 小特集「藤子・F・不二雄STARWARS(&SF MOVIES)」。藤子先生がどんな作品をご覧になっていて、どんな作品から影響を受けているか…という話題はもともと大好きなので、この小特集を読んでいると好物のメニューに出会ったような気分になります。私は映画をそんなに多く観るほうではありませんが、それでもSF映画には興味があるほうで、詳しいとかそんなんではないですがSF映画好きではあるので、その意味でも興味深い記事でした。


 しらいしろうさんの漫画「ファンガ道」では、ネオ・ユートピアが公認FCではないその背景がわかって興味深いです。F先生がなぜネオ・ユートピアを公認FCにしないほうがよいと判断されたのか。その言葉に含蓄を感じます。


 冒頭の情報コーナー「NU HEADLINE」のところで、私の出演するネット番組『OSマンガ茶話』や、昨年開催したタカヒロズのトークイベントの情報を記載してくださったり、てんとう虫コミックスドラえもん』(の一部の巻)で製版フィルムが改訂されているという記事のとっかかりで私の名前を出してくださったりしていて、自分もわずかながらでも誌面に参加できた気がしてウレシイです。



※4月に発売された岡崎武志さんの著書『ここが私の東京』。未読ですが、10名の作家の上京と東京での足跡を追いかけた新しい作家論とのこと。取り上げられた10名の中に藤子不二雄A先生のお名前もあります。
 http://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594074531