中公文庫『喪黒福次郎の仕事 新装版』発売

　本日（3月20日）、中公文庫から『喪黒福次郎の仕事 新装版』(中央公論新社)が発売されました。

　この作品の主人公・喪黒福次郎は、フジテレビの番組「トリビアの泉」で「『笑ゥせぇるすまん』の主人公・喪黒福造には人助けしかしない弟がいる」と紹介されたことがあります。そのとおり、悪魔的な喪黒福造の弟でありながら、兄と違って出会った人を窮地から救う仕事をしています。陰と陽、影と光のような関係の兄弟ですね。

　『喪黒福次郎の仕事』は、これまでに複数のレーベルからコミックスが出ています。私の知る限りでは、以下のような順番で刊行されています（電子出版は除く）。

　・ビンゴ・コミックス（文藝春秋、2000年）
　・アイランド・コミックスPrimo（嶋中書店、2003年）
　・中公文庫コミック版（中央公論新社、2006年）
　・ChukoコミックLite（中央公論新社、2014年）

　そうして今日、中公文庫版が新たに加わったわけです。

　初出誌は「カピタン」(文藝春秋)。この雑誌の創刊号（1997年7月号）から休刊号（1998年6月号）まで連載されました。