現在発売中の女児向け雑誌「ちゃお」1月号から、ときわ藍さんが執筆する『映画ドラえもん のび太の新恐竜』マンガ版の連載がスタートしています。
『ドラえもん』のマンガが「ちゃお」に載ること自体が初めてでして、しかも「コロコロコミック」ではむぎわらしんたろう先生による『のび太の新恐竜』が連載中、というわけで、小学館の男児向け・女児向け雑誌両方に映画ドラえもんのマンガがパラレル連載される、という歴史的出来事が生じました。むぎわら先生の「ちゃお」初登場でもあります(笑)
今号の企画で、ときわ藍さんがむぎわらしんたろう先生と対談していますが、マンガ本編でもむぎわら先生とコラボしています。むぎわらパートからときわパートへのつなぎ方がじつに愉快です。そこに新たなひみつ道具が登場するのも楽しいです。
「ちゃお」に合わせた少女マンガタッチのドラえもんやのび太たちのキュートな姿とともに、双子の恐竜の赤ちゃんキューとミューのかわいらしさも抜群で、「ちゃお」に『ドラえもん』がやってきたんだなあ♪という新鮮な感覚を満喫できました。のび太と双子の恐竜の触れ合いがステキです。
連載第2回を楽しみに待ちたいです。
ときわ藍さんの欲しいひみつ道具が「かみの工作きりぬく本」と記されています。
この道具、紙工作が本物と同じ働きをするところに夢があって楽しいわけですが、紙工作のお菓子を食べるくだりが最高に面白くて、ドラえもんたちがメリメリビリビリバリバリと音を立てながら紙工作のお菓子を心底おいしそうに食べる一コマには、スコシフシギな魅力が濃縮されています。