朝日新聞のコラムに『キテレツ大百科』の話題が

 本日(6/26)付「朝日新聞 朝刊」の天声人語に『キテレツ大百科』の回古鏡の話が出てくると聞き、コンビニで買って読んでみました。 

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 ここが本日の天声人語のうち回古鏡の話が出てくる箇所です。

 簡単に言えば、回古鏡を使って過去や未来の日本の風景を一目見てみたい、という話です。

 

 こういう一般紙のコラムが「過去や未来の風景を見たい」という夢をかなえてくれる架空の道具を例に出す場合、通常は『ドラえもん』のタイムマシンとかタイムテレビあたりに言及するものでしょうけど、今回は回古鏡を挙げているところに執筆者のこだわりを感じます。

 

 ただし、回古鏡の説明で「シャッターを押せば過去でも未来でも写し出せる」とあるのがちょっと気になりました。

 回古鏡って過去を写すカメラであって、未来は写せないのではないか…と思ったのです。少なくとも原作マンガでは過去しか写せなかったはずです。

 しかし、今回のコラムはアニメの『キテレツ大百科』のことを言っています。

 そういえばアニメのキテレツは回古鏡を何度か改造してたなあ…とおぼろげに思い出しました。改造した回古鏡として、新回古鏡、回古鏡ビデオカメラ、回古鏡改といった道具が出てきました。それにしたって、その改造後の回古鏡もみんな過去を写す道具だったような気がします…。

 少し調べてみると、アニメのキテレツは過去だけじゃなく未来を写せるよう回古鏡を改造しているのですね。そういうエピソードもあったのです。回古鏡を改造して「未来鏡」という道具を作ったわけですが、しかし結果的に過去しか写せなかったようです。

 

 というわけで、回古鏡って過去しか写せないのでは…という素朴な疑問は残り続けるのでした。(べつにコラム執筆者を責めているわけではありませんよ。私だって、そうした細かい設定を覚えていないことが多く、そのへんはまあ大らかにいきましょう、と考えるタイプですから。ただ単に、今回はたまたまそういう素朴な疑問を抱いた…というだけの話です・笑)