12月9日発売「昭和50年男」vol.020の特集は「藤子不二雄Ⓐがオレたちに残したもの」。
愛情と熱気と敬意のこもった、藤子不二雄Ⓐ先生の総力特集です。
Ⓐ先生の作品を好きな人が作ったんだなあ、と感じさせてくれる特集です。
Ⓐ先生やⒶ作品について語る人物たちがじつに豪華で充実しています。
鈴木伸一先生、ちばてつや先生、ゆでたまご先生、伊藤潤二先生、笹川ひろしさん、クニ・トシロウさん、伊集院光さん、ブルボン小林さんなど、錚々たる顔ぶれです。
個人的には、手塚プロ松谷社長、チーフアシスタントだったさいとうはるお先生、少年キング版『まんが道』初代担当編集・矢沢哲夫さん、コロコロコミックの2代目藤子不二雄Ⓐ先生担当編集・本橋道昭さん、といった方々の証言を読めると思うとワクワク感が増します。
Ⓐ先生が『笑ゥせぇるすまん』アニメ制作時に綴られた“お願い”の文面が本邦初公開!というのもスバラシイ。Ⓐ先生が『笑ゥせぇるすまん』という作品をどんなアニメにしたかったのかがよく伝わってきます。
特集の最初から順番に読むのではなく、つまみ読みみたいな感じで少年キング版『まんが道』初代担当編集・矢沢哲夫さんのお話に目を通してみたら、予想どおり興味深い内容でした。『まんが道』が少年キングで連載されることになった経緯や、『まんが道』連載中のエピソードなどが語られています。
この矢沢さんのお名前は、『まんが道』の劇中の背景に何度かさりげなく登場しています。「矢沢医院」「矢沢外科」といった看板が電柱に掲げられている風景が何度か見られるのです。高岡にも東京にも「矢沢医院」が存在するようです(笑)