『のび太と空の理想郷』2回目の鑑賞

 『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』の公開初日(3月3日・金)に1人で観に行ったわけですが、その翌日の4日(土)には、藤子仲間総勢13人で観てきました。名古屋にこんなに大勢の藤子仲間が集まるのはコロナ禍以降では初めてです。

・ソーニャのグッズの売れ行きがすごくて、たとえば缶バッジも他のキャラクターはまだかなり在庫があるのに、ソーニャだけすでに売り切れ状態。ソーニャの声をKing & Princeの永瀬廉さんが演じており、これはまさに永瀬廉効果なのです!

 彼のインタビューを読むと、往年の映画ドラえもん作品『のび太の大魔境』がいちばん好きだそうで、ソーニャがペコ並みに出番が多いとペコを喩えに使っていたりしました。そういうところに好感を抱きつつ公開初日に映画を観た私は、帰りにまんまとソーニャぬいぐるみをお持ち帰りすることになったのでした(笑)

 

 

 13人で鑑賞したといっても、みんなで並んで鑑賞したのではありません。各人がそれぞれ予約したので、席はバラバラでした。おかげで、各人が自分の周囲にいる子どもたちのさまざまな反応をつぶさに感じることができました。

 私の隣で観ていた男の子は、上映中に何度か笑い声を上げていました。のび太がおしっこをしたがるシーンなど、とくに笑っていました。

 また、この鑑賞会をご一緒したHさんの隣にいた子は、ハラハラしながら映画を観ていることが傍からもよくわかるくらい大きなリアクションをしていたそうです。

 Zさんの隣にいた男の子(小学高学年くらい)の2人組は「今年の映画も面白かった!」「な!」「来年あれなんだろう」といったやりとりをしていたとか。

 さらに、Kさんの両隣にいた子たちは、目をキラキラさせながら映画に没頭。声を上げて笑ったり、主題歌を口ずさんだりしていたそうです。映画が終わって、ご両親に「面白かった!」「泣いちゃった」と感想を言う姿も見られたとか。

 そのように子どもたちの反応をすぐ近くで肌で感じられる…。これも劇場で映画ドラえもんを観る醍醐味ですね。

 

 

 映画鑑賞後は、みんなで感想を語り合う飲み会となりました。12人が参加。

 私にとっては2日連続の『のび太と空の理想郷』鑑賞となったわけですが、この日は大勢で映画を観て大勢で感想を語り合えたので、前日とはだいぶ違う趣がありました。

 

 すごく泣けた、だいぶ満足という全肯定的な感想から、良いんだけどここが…という指摘や、鋭い批判、面白がりながらのツッコミまで、いろいろとホットな感想が飛び交いました。

 映画以外の藤子トークもいっぱいできて、大勢で顔を合わせて藤子作品について語り合う喜びと醍醐味を満喫。

 

 オフ会初参加の女性がいちばん好きな藤子F作品は『チンプイ』とおっしゃったことを受けて『チンプイ』可愛い~のトークができたのも楽しかったし、藤子不二雄作品リストで「現物未確認」と記されている『風馬黒馬隊』のこととか、藤子先生が描いた広告用イラスト『空想:5000年後への誘い』はお二人の合作か藤子Ⓐ先生の単独作か…という話などじつにマニアックなトークもできました。

 

 正体を隠してヒーロー活動するパーマンを例に、そういう状態で承認欲求を満たせるのだろうか…という話も。「パーマンはつらいよ」はその類のテーマを扱った話だよねとか、SNSを匿名でやっている人が「いいね」をもらうと褒められた気持ちになるのと同様に、正体を隠してパーマン活動していても中の自分が褒められた気持ちはじゅうぶんに得られそうとか、そんな話をしました。

 

 今回の映画にタイム・パトロールが登場したことから、『T・Pぼん』のぼんたちは給料もらってるのだろうか?という疑問がある方から出て、パーマンや魔美など無報酬で活動する藤子Fヒーローたちのすばらしき奉仕精神の話になりました。パーマンの力をお金儲けに利用するパーやんへの言及もあり、でも正体が誰にもバレないよう会社を設立したり事業の経営ができるのか、とのツッコミも。パーやんの頭脳ならその問題をクリアできるのでは…というフォローも入りました。

 

 その後店を移して二次会もあって、みんなでワイワイ盛り上がりました。

 二次会では、『ドラえもん』の「横取りジャイアンをこらしめよう」がある意味忘れがたき作品になるやりとりがありました。

・二次会のお店で注文した「長~いウインナー」と「大判コロッケ」

 

  

 幹事のZさんが抽選会を企画してくれたのも、楽しくてありがたかったです。

・Zさんが用意した賞品の全貌

 

・私は『のび太の海底鬼岩城』のクリアファイルと台湾で売られていたシールが当選!

 やったー!