「昭和50年男」に寺田ヒロオ先生の記事が!

 2月9日発売の「昭和50年男」3月号を購入しました。

 トキワ荘退去後しばらく経ってからの寺田ヒロオ先生との交流をマンガ家・竹村よしひこ先生が語った記事「寺田ヒロオの横顔」が掲載されています。

 トキワ荘時代のテラさんは『まんが道』などで藤子不二雄Ⓐ先生がぞんぶんに描いていますが、今回の記事は昭和40年代以降のテラさんの様子を詳しく語ったもので、じつに貴重な証言です。優しいテラさんのお人柄が伝わってきます。
 竹村先生に届いたテラさん自筆のはがきや紹介状が掲載されているのも素晴らしいです。

 

 その文章記事に続いて、全4ページのオールカラーマンガ『テラさんとボク』を読むこともできるのも嬉しいところ。竹村先生が今号のために描きおろした作品です。

 このマンガの一コマには、藤子先生のお姿も描かれていますよ。

 また、文章記事のページでは『まんが道』からテラさん登場の一コマが使用されていたりもします。

 

 テラさんは少年マンガの第一線から退いたことで「筆を折った」と言われることもありますが、実際はそこまでではありませんでした。竹村先生によれば、テラさんは「依頼がきたらいつでもやりたい」とおっしゃっていたそうです。その時期に『プロ野球101のひみつ』や大人向けひとコマを描いたことにも触れられています。

 

 ほかに、藤子的こっそりポイントが久保ミツロウ先生のインタビュー記事内にあります。
「自身が買ったいちばん古い記憶にあるマンガは、小1の時の『忍者ハットリくん』」との記述が見つかります。