茶道雑誌でA先生のエッセイが連載

 藤子不二雄A先生が新たに連載をスタートしておられたようです。
 茶道愛好者の雑誌「なごみ」(淡交社)の本年1月号より、『名画往来 パーマンの指定席』というエッセイを連載されているのです。全然知らなかったので驚きました。(藤子不二雄ファンサークル ネオ・ユートピアのMLで情報を知りました。ありがとうございます)
 
 さっそく現在出ている4月号を購入してきました。
 今号は第4回「『無法松の一生』に明治の男を見る」です。
『名画往来 パーマンの指定席』は、今号を見る限り、映画をテーマにした1ページのエッセイです。その回で取り上げた映画にちなんだA先生のカットも載っています。


パーマンの指定席』といえば、「コミックトム」1983年1月号から1997年4月号まで長期にわたって連載されたものが思い出されます。そのときの『パーマンの指定席』はコミックエッセイの形式で、今回はエッセイ、という違いはありますが、A先生が大好きな映画について語る『パーマンの指定席』の連載が復活したのは嬉しいことです。
 ちなみに、「コミックトム」で連載された『パーマンの指定席』は、1997年に角川書店から『パーマンのわくわく指定席』と改題されて単行本化されました。単行本化されたのは喜ばしいのですが、コミックエッセイの状態では収録されず、文章本として刊行されたのがちょっと残念なところです。
 ともあれ、『名画往来 パーマンの指定席』の連載が始まったことで、A先生の現在の連載作品は『愛…しりそめし頃に…』(「ビッグコミックオリジナル増刊」)、『PARマンの情熱的な日々』(「ジャンプスクエア」)、『人生ことわざ面白“漫”辞典』(「ビッグコミック増刊」、西原理恵子さんとのコラボ)と合わせ、計4作となったわけです。
 78歳にして4作品も連載とは、なんと驚くべきことであり、なんと素晴らしいことでありましょう!



●12日(木)、「ビッグコミックオリジナル」5月増刊号が発売されました。藤子不二雄A先生の連載マンガ『愛…しりそめし頃に…』は、夢の93「きずな」です。