高岡で投函された手紙が届く

 富山を旅した友人から今日届いた手紙の切手と消印がドラえもんでした。

 ありがとう!

 高岡駅交通広場(クルン高岡1階待合室)に設置されている「高岡市ドラえもんポスト」に手紙を投函すると、ドラえもんの記念消印を押してもらえます。

 令和3年12月1日(水)から令和4年11月30日(水)までの消印デザインがこの“ベレー帽をかぶったドラえもん”なのです。

 藤子・F・不二雄先生の故郷ならではの素敵なサービスですね。

 

 この写真は、2015年に高岡を訪れたとき撮影した「高岡市ドラえもんポスト」です。

 

 

 今日届いたその手紙のなかに、こんなものが入っていました。

 クジャクの羽根です。

 『まんが道』の主要な舞台となった高岡古城公園。その公園内にある動物園でこの羽根をもらったのだそうです。

 

 クジャクといえば、藤子ファンとして思い出すのが『怪物くん』の「おしゃれ怪物(モンスター)」(「週刊少年キング」1969年16号)に登場したピーコック氏です。

 ピーコック氏は怪物ランドで大人気のファッションデザイナーで、怪物ランドでは彼が作った服を着ていないとセンスを疑われるくらいだとか。

 “ピーコック”という語は雄のクジャクを意味する英語で、ピーコック氏の外見のモデルが雄クジャクなのです。クジャクみたいな姿をしたファッションデザイナーなら説得力がありますね。

 

 ピーコック氏のような異世界の大物ファッションデザイナーは藤子・F・不二雄先生のマンガにも登場します。

 『チンプイ』の「宇宙的超一流デザイナー」(藤子不二雄ランドドラえもん』18巻(1985年11月8日初版発行))に出てくる宇宙的ファッションデザイナー、デブラ・ムー先生です。

 ピーコック氏がクジャクなら、デブラ・ムー先生の外見はパンダに似ています。

 

 Ⓐ作品では『怪物くん』のピーコック氏、F作品では『チンプイ』のデブラ・ムー先生。この2人は、藤子作品における異世界の2大大物ファッションデザイナーであると私はとらえています。

 どちらの先生も、怪獣の着ぐるみのような服をデザインしたことがあるのが共通点😄 その服を、ピーコック氏は怪物くんに、デブラ・ムー先生はエリさまに着せたのでした。両デザイナーにしてみれば自信作だったようですが、怪物くんとエリさまにはあまり気に入ってもらえなかった様子です(笑)

 

 

※追記

 アニメ『怪物くん』(シンエイ動画版)のピーコックとアニメ『チンプイ』のデブラ・ムーの声を担当したのが、どちらも青野武さんだった、とご教示いただきました。そんなところにも共通点が!