大山のぶ代さんの訃報

 大山のぶ代さんが9月29日に老衰のため亡くなったことが、本日(10/11)報じられました。
 大山さんのご年齢を思えば、私の中にも覚悟があったといえばあったのですが、それでもショックは受けましたし、いま大きな喪失感をおぼえています…

 

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241011/k10014607281000.html

 https://news.livedoor.com/lite/article_detail/27351022/

 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6516225


 小原乃梨子さんが7月に亡くなったばかりとあって、ドラえもんのび太くんを助けるためあちらの国へはるばると旅立ったんだろうな…とどうしても思えてしまいます。

 

 大山さんの『ドラえもん』の放映が始まったのは、私が小学5年生になった年でした。そのときから大山さんがドラえもんの声を退任されるまでの26年間(いや、退任されたあともずっと)大山さんが発するドラえもんの声に無量の元気をもらい続けてきました。

 とりわけ1980年代の私にとって大山さんのドラえもんがどれほど絶大な救いになってくれたことか、それはもう、はかりしれないものがあります。

 いくら感謝してもしきれません。

 本当に本当にありがとうございました。

 

 私の住む市の隣、愛知県瀬戸市の瀬戸蔵という施設に大山のぶ代さんのサイン色紙が常設展示されています。瀬戸蔵へ行くたびにこの色紙の前に立って眺め入ります。今年も数ヶ月前に眺めたところでした。

 

 愛知県と大山さんといえば、2010年8月に名古屋で開催された大山さんの講演会も思い出します。

 藤子・F・不二雄大全集ドラえもん』4巻とご愛用のドラえもんメモ帳を演台に置いて『ドラえもん』の一編「ぞうとおじさん」のお話をされたのが非常に印象深いです。

藤子・F・不二雄大全集ドラえもん』4巻。「ぞうとおじさん」が収録されていて、巻末の解説を大山さんが書いています。

 

「ぞうとおじさん」は、戦時猛獣処分を題材とした絵本『かわいそうなぞう』を下敷きとする名編です。
 大山さんは「戦争はもう二度と起こしてはなりません」と訴えて講演を終えました。

 

 講演後、タクシーに乗ろうとする大山さんに遭遇して、「ありがとうございました!」と手をふると、大山さんもタクシーの窓を開けて笑顔で手をふってくださったことも大切な思い出です。

 

 と、そんな話をしていたら、

 大山さんの「ゾウとおじさん」を見返したくなってきました😊

 

 大山さんのご著書『ぼく、ドラえもんでした。』も読み返したいです。


 大山のぶ代さんのご冥福を心よりお祈りします