懐かしの漫劇倶楽部27号製本の集い

 本日、懐かしの漫劇倶楽部の会誌『劇眼漫歩』27号製本の集いに参加した。場所は 前回と同じく愛知県岡崎市の六ツ美西部学区市民ホーム。
 会誌の製本・袋詰の作業を終えたあと、次号で特集する『8マンエイトマン)』をテーマに座談会をおこなった。私は『8マン』について無知に等しかったが、一夜漬けのようにして『8マン』のマンガの一部を読んだうえ、ネットや書物で基本的な知識を得てから座談会にのぞんだので、とりあえず話にはついていけた。
 製本の集い散会後は、毎度のごとくTさんのお宅でマンガ本のコレクションを拝見。それから、岡崎市内の古本屋へ連れて行ってもらい、夕方帰途についた。Tさんは、9月17日〜10月30日刈谷市美術館で開かれる「ぼくらの小松崎茂展」に、小松崎作品の掲載された昔の雑誌50冊ほどを展示物として貸し出されるとのこと。ご自身のコレクションが、個人の趣味にとどまらず、こうして公共的な催しに活用されるのは、Tさんにとってとても光栄なことで、コレクター冥利に尽きるそうである。
 本日は、製本の集いの現場やTさんのお宅などで、たいへん貴重なものを手にとって見ることができた。久松文雄さんが「劇眼漫歩」のために描きおろしたイラストの生原稿や、長谷邦夫さんがこれまた「劇眼漫歩」のために描きおろしたシナリオとイラストの生原稿、横山まさみちさんが存命中につけていた本物の日記、といった具合に、著名なマンガ家さんの肉筆に間近で触れることができ、良い目の保養になった。