マイファーストビッグ「ドラえもん」

 一昨日セブン-イレブンマイファーストビッグ「ドラえもん」3冊を購入した。これは、2002年・2003年に発売された「るんるん♪春がきた!!編」「大空!夢いっぱい!!編」「大好き!ドラえもん!!編」の3冊に、特製のオマケ(ドラえもんストラップ・ドラえもんジッパーアクセサリー)をつけて再発売したものである。
 2002年・2003年に出た元の版と比べると、背表紙の一部などにデザインの変更が見られるが、基本的には同一の本なので、ほとんどオマケを目的に買ったようなものだ。


 マイファーストビッグのような、いわゆる〝コンビニ廉価版〟のかたちで藤子マンガが出始めたのは、2001年の「笑ゥせぇるすまん」(中央公論新社/ChukoコミックLite)からだったと思うが、私はそれ以来、コンビニ廉価版の藤子本をすべて買い続けているつもりである。いや、アンコール版やオマケつきの版などで、買い逃したものもあるだろう。でも、通常の版はコンプリート中のはずなのだ。
 その通常の版だけでも現時点で100冊近くが発売されたわけだが、今後どれだけ出ることになるのだろう。もうそろそろ、発刊ペースが目に見えて下り坂になっていくような気がするのだけれど。
 個人的なことを言えば、コンビニ廉価版に収録された藤子作品は、私がすでに持っている既成の単行本で読めるものばかり。それなのにコンビニ廉価版の藤子本を買い続けているのは、読書目的というより〝藤子先生の本はできるかぎり何でもほしい〟という欲求に後押しされてのことなのだ。