第23回次世代ワールドホビーフェア

 きのう(29日)、ナゴヤドームで開催された「第23回次世代ワールドホビーフェア名古屋大会」へ行ってきた。車でナゴヤドームへ行ったさいいつも利用するコインパーキングが満車だったため、少し離れた場所にとめなければならなかった。そこからドームまで頑張って歩いて行くと、今度は入場待ちで30分以上列に並ぶことになった。


 ようやく会場に入ると、男の子を中心に大勢の客でごった返していた。玩具・ゲーム会社のブースがたくさん出展しているなか、私は、混雑する通路を掻き分けながら、目的の「コロコロコミックドラえもんブース」へ進んだ。ブースの上方に大きなドラえもん型バルーンが上がっていて、それが目印になった。


 コロコロ・ドラえもんブースは、映画『のび太の恐竜2006』のプロモーションに力を注いでいるようだった。次世代ワールドホビーフェアの公式ガイドブックにも「2006年、コロコロの一押しはドラえもんだ!」と書いてある。
 同ブース内に設置されたミニステージのスクリーンでは、『のび太の恐竜2006』の予告映像が流れていた。ピー助のたまごが孵るシーンがあって、たまごの殻にヒビが入って割れていく描写が細かくてよかった。原作者の藤子・F先生を紹介するくだりで、しゃがんだF先生がトリケラトプスの巨大模型と向き合っている姿も印象的。
 予告映像をしばらく眺めていると、ミニステージでドラえもんクイズ大会が始まった。小学館ドラえもんルームから来たという〝博士えもん〟と、それを補佐する〝助手えもん〟の2人が進行役。助手えもんは、顔面にドラえもん風のメイキャップを施していたが、まったくかわいげがなかった。助手えもんの白衣には、『のび太の恐竜2006』の前売券を買うともらえる「ピッカぴか★たまごドラ」が6個くらいぶら下がり、光を点滅させていた。


 ミニステージの横にはドラえもんのび太・ピー助のバルーン人形が置いてあり、家族連れなどがその前で記念撮影をする様子が見受けられた。たまごドラがいっぱい映ったスクリーンに手をかざすと何かが起こる?という体験コーナーや、『のび太の恐竜2006』の前売券販売、スタンプラリーの企画もあった。スタンプラリーは、コロコロ・ドラえもんブースからスタートし、学年誌・てれびくんブース、エポック社ブース、セガブース、バンダイブースを好きな順に巡ってスタンプを全種集めるとオリジナルシールがもらえる、というルール。


 ドラえもんクイズ大会が開催されたミニステージとは別にコロコロステージというのがあって、ステージのバックに大きなパネルが掲げられていた。パネルには、過去から現在にかけて「コロコロコミック」で活躍した人気キャラクターが多数描かれている。その中央でドラえもんが四次元ポケットからコロコロコミックの創刊号を取り出しており、藤子関係では忍者ハットリくんの姿も見られた。
 パネルに記された「すべてはドラからはじまった」というコピーは感慨深い。今でこそコロコロコミックはホビー中心の雑誌になっているが、創刊当初はドラえもん専門誌のようなものであり、その後何年にもわたって、藤子マンガを主軸にした雑誌としてドラえもんブーム・藤子アニメブームの立役者となっていたのだ。表紙にも、ドラえもんをはじめとした藤子キャラが必ず一番大きく掲載されていた。それだけに、ゲームセンターあらしが藤子キャラから表紙の座を奪った号が出たときはちょっとショックだったし、藤子アニメブームの沈静化とともに誌面で藤子作品の占めるウェイトが下がっていったのは寂しかった。
 コロコロステージには、サッカー日本代表を応援するドラえもんフラッグが飾ってあり、日本代表への応援メッセージがいろいろ書き込まれていた。おみくじのコーナーもあった。



 コロコロ・ドラえもんブースのほかでは、セガブースでゲームソフト『のび太の恐竜2006DS』のキャンペーンが実施され、そのブースの前で着ぐるみのドラえもんが愛想をふりまいていた。
 また、学年誌・てれびくんブースへ行くと、てんとう虫コミックスぴっかぴかコミックスなど藤子単行本が販売され、キャラクター菓子の販売コーナーでは、新潟などで売られているどこでもドラえもん系の菓子が数種並んでいた。