「Pen」のSF特集にF先生の記事

 現在発売中の「Pen」11/1号の特集「SF絶対主義。」に藤子F先生の記事が載っていると知って買ってきました。
 
 F先生関連の記事は全部で4ページ。そのうち前半2ページは「日本人が初めて出合うSF、『ドラえもん』の功績。」、後半2ページは「藤子・F・不二雄が描いた、もうひとつのライフワーク」です。
 この特集は『ブレードランナー 2049』『猿の惑星: 聖戦記』『エイリアン: コヴェナント』といった今秋公開のSF映画を中心に、SF映画・小説・マンガ全般にわたり取り上げたものですから、そのなかでF先生の記事が4ページあるというのは全体から見て扱いが大きいと言えましょう。藤子ファンとして素直に喜びたいです。


 この特集、F先生目当てだったのですが、他の記事も魅力的で読んでいるとワクワクしてきます。私は「SFマニア」と名乗るほどSFに詳しくはありませんが、自分の好きな作品(マンガ、小説、映画など)に「SF系」がとても多い、という程度にはSFに親和性があって愛着があるつもりです。今回の特集を見て「やっぱり自分はSF好きなんだなあ」と再確認した気分です♪
 SFの定義・歴史の解説や、SFマンガ史の図表など、短いページでSFの全体を概括する記事は、自分の頭を整理するのにありがたいです。
 こういう特集を見ていると、ここで紹介されている作品を無性に読みたく(観たく)なってきます!


 この特集のなか「マンガ」を取り上げたパートのうち、F先生関連以外でテンションが上がったのは、白井弓子さんの『WOMBS』が4ページにわたり紹介・解説されているところです。
 
 
 『WOMBS』は今年「日本SF大賞」を受賞した本格的SFマンガです。マンガ作品で同大賞を受賞したのは、大友克洋童夢』、萩尾望都バルバラ異界』に次いで3作目だとか。
 3年前の「IKKI-FES FINALin大阪」で『WOMBS』作者の白井弓子さんとお会いできたことは、今になってますます良き思い出です。私は「『WOMBS』の“妊婦が戦闘員に”というアイデアが独創的で!」云々と生意気にも白井さんご本人に語ってしまいました。すると当時IKKI編集長だった江上さんが「ほんとうにすごい!」と話に加わってくださったのです。
 
 ・3年前に白井弓子さんからいただいたサイン!