訃報 増岡弘さん 楠部三吉郎さん

 藤子アニメにかかわられた御大級の人物2名の訃報が続けて届きました…

 

 

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フジテレビ系『サザエさん』のフグ田マスオ役や日本テレビ系『それいけ!アンパンマン』のジャムおじさん役で親しまれた声優の増岡弘(ますおか・ひろし)さんが3月21日午前2時53分、直腸がんのため死去した。83歳だった。

 

  増岡弘さんといえば、やはりマスオさんの声のイメージが絶大です。子どもの頃から長年にわたり親しんできました。

 そして、魔美の父親、佐倉十朗氏の役をやってくださったことが、藤子ファンとしての私にとっては増岡さんの重要なお仕事です。

 穏やかで飄々として人の好さがにじんでいて、バランス感覚があって公平で奥ゆかしい知性を感じさせる、そんなお声でした。

 増岡さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

 

 

https://www.sankei.com/smp/entertainments/news/200326/ent2003260002-s1.html

 

アニメ「ドラえもん」などの制作にかかわったシンエイ動画名誉会長の楠部 三吉郎(くすべ・さんきちろう)氏が20日、多発肝転移のため死去した。82歳。

 

  

 楠部三吉郎さんは、『ドラえもん』2度目のアニメ化の実現とその成功のため奔走し尽力してくださった立役者です。藤子F先生に「『ドラえもん』をアニメ化させてもらえませんか?『ドラえもん』をボクにあずけてください!」と頼んだところからアニメ化の話が動き出します。

 藤子F先生から「どうやって『ドラえもん』を見せるのか教えてもらえませんか。原稿用紙3、4枚でいいから、あなたの気持ちを書いてきてください」と言われた楠部さんが、高畑勲さんのところへ行って『ドラえもん』の企画書をお願いしたのは、今となってはよく知られるエピソードです。

  シンエイ動画の設立前、東京ムービー時代の楠部三吉郎さんは、私の藤子アニメ初体験作品である『新オバケのQ太郎』そして『ジャングル黒べえ』を手がけてくださっています。楠部さんのご著書には、『ドラえもん』のことだけでなく『新オバQ』『ジャン黒』の秘話も書かれています。

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 アニメ『新オバQ』のエンディング曲「オバQえかきうた」の作詞をされたのも楠部三吉郎さんなんですよね。

 はっぱが一まいあったとさ~♪

 私は幼少の頃この歌をよく口ずさんだし、この歌に合わせてQちゃんやОちゃんを描いたりしていました。ほんとうに懐かしいです。

 楠部さんのご冥福を心よりお祈りいたします。