落語「長短」とドラえもん「のろのろ、じたばた」

 本日(10/17)付「中日新聞」朝刊の一面コラム「中日春秋」冒頭で、落語「長短」が少し紹介されています。やたら気の短い男と気の長い男のやりとりがおかしい噺です。

・10月17日(月)付「中日新聞」1面掲載「中日春秋」冒頭部分より引用

 

 落語「長短」を藤子ファン的に見れば、『ドラえもん』の一編「のろのろ、じたばた」(てんとう虫コミックス5巻などに収録)のベースとなった噺である、ということが真っ先に頭に浮かびます。

 今回のコラムで気の短い男が言った「火をつける前に(煙草を)はたいちゃう」というセリフがとりあげられています。このセリフを聞けばただちに頭をよぎるのが、「のろのろ、じたばた」で発したドラえもんの次の傑作セリフです。

 

 「やきいもは、食べるまえにおならをする」

 

 朝刊を読んでこのセリフを思い出してふとクスッとしてしまう……そんな瞬間のあった今日の朝でした。

 

(藤子Fマンガでは、『21エモン』の「ノロノロ・チャカチャカ」も「長短」にインスパイアされた作品です)

高岡・氷見の藤子グッズをもらった

 9月に富山を旅した友人から高岡・氷見の藤子グッズをもらいました♪

 藤子ファン心をくすぐるおみやげをありがとう!

 

 

ドラえもんトラムのペーパークラフトと乗車券:万葉線ドラえもんトラム10周年記念で今年9月3日から発売中の1000枚限定グッズです。

 

 

・「 時間旅行 ~過去・未来~ 」原画ポストカード3枚セット:高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーで開催中の企画展のグッズです。ドラえもん「大むかし漂流記」「タイム・ルーム昔のカキの物語」と、チンプイ「危険!!タイムトラベル」のそれぞれの1ページがポストカードになっています。

 

 

・忍者ハットリくんNIN NIN立体マスク:氷見の株式会社あつみファッションが2021年8月1日から発売している下着素材のマスクです。

 

・Qちゃんのピッカピカ身長計:1985年ごろ?の入学準備「小学一年生」新入学完全ガイド号購読サービス品のようです。富山のある街で一箱古本市のようなイベントをやっており、友人はそこでこの品に出会ったそうです。

 

 

・藤子関係のチラシ・パンフレット類もいろいろと。

ガシャポン「ドラえもん ぬいポン」

 ガシャポンドラえもん ぬいポン」(全4種)が9月の第2週ごろから登場しています。公式サイトによれば「ドラえもんの新ぬいぐるみシリーズが登場!約70mmと大ボリューム★紐が付いているので、マスコットとしても可愛いです!」とのこと。

 https://gashapon.jp/products/detail.html?jan_code=4549660772019000

 

 本日、カプセル自販機を見かけたので、2回まわしてみました。

 

 

 出たのは「ドラえもん」と「ドラえもん(にっこり)」!

 ドラえもん2種とドラミちゃん2種があるなか、ドラえもんばかりが出た、ということになります(笑)

 

 ストレートにかわいいです♪

朝日新聞名古屋本社版は、本日(10/12)付夕刊に藤子不二雄Ⓐ先生の記事掲載

 先週土曜(10/8)の朝日新聞夕刊(と朝日新聞デジタル)に藤子不二雄Ⓐ先生の「惜別 」記事が掲載され、記事中で私のコメントを紹介していただきました。そのことは、当ブログ10月8日のエントリでお知らせしたとおりです。

 https://koikesan.hatenablog.com/entry/2022/10/08/164144

 

 朝日新聞の名古屋本社版に関しては、夕刊が出るのは月曜から金曜までで、愛知県在住の私は10/8の時点では「惜別」記事の掲載された実際の新聞を手に取ることはできませんでした。(後日、担当記者様が当日の新聞を送ってくださることになっています)

 

 ところが、名古屋本社版において「惜別」記事は水曜の夕刊に掲載されているらしいと知り、本日(10/12水)コンビニで入手してきました。

 藤子不二雄Ⓐ先生を偲ぶ記事に私の言葉を載せていただき、それをこうして紙面で目にすると、いろいろな感情が去来して胸がいっぱいになります。

雑誌「ポパイ」のマンガ特集でマイファースト・ビッグ『ドラえもん』の魅力を伝える記事

 「ポパイ」11月号の特集は【僕にとっての、漫画のスタンダード。】。

 「『ドラえもん』はコンビニ漫画から始めてみよう。」という記事が載っている、と教えてもらって気になって、書店で手に取ってみたら、ほかにも琴線に触れる記事がいろいろとあって購入しました。

 

「『ドラえもん』はコンビニ漫画から始めてみよう。」は、毎月1冊コンビニで発売されるマイファースト・ビッグ『ドラえもん』にスポットをあてた記事。なかなかこうして取り上げられることのない『ドラえもん』のコンビニコミックが記事になっているだけでも注目に値します。

 この記事では、マイファースト・ビッグ『ドラえもん』について、膨大な話数にのぼる『ドラえもん』がテーマ別にまとめられることで違う面白さが見えてくる、F先生の連載をリアルタイム体験していない世代が『ドラえもん』と出会う接点となる、と評しています。

 

 『ドラえもん』の記事のほかで購入の決め手になったのは、「あのレジェンドの自分だけの名作を見つけたい。」として手塚治虫先生の『ノーマン』や『日本発狂』などが紹介されていること。

 そして、『チ。』の魚豊先生の本棚が紹介された記事にも引かれました。『チ。』の参考になった本などがわかって興味深いのです。

 

 ラストページに載っている「シティボーイの憂鬱」では、飯田ネオさんが初体験漫画として『魔太郎がくる!!』の思い出を語っていて面白いです。魔太郎の影響で自分をいじめた相手に行なった復讐が具体的に書かれているのですが、その復讐の仕方がじつにささやかすぎるのが味わい深いです(笑)

本日付「朝日新聞」夕刊の「惜別」欄に藤子不二雄Ⓐ先生の記事

 本日(10/8土)付「朝日新聞」夕刊の「惜別」欄に藤子不二雄Ⓐ先生の記事が掲載されています。(朝日新聞デジタルでも配信)
 記事中に私のコメントを載せていただいております。
 https://www.asahi.com/sp/articles/ASQB74VC9QB7UCVL01S.html


 「惜別」は、お亡くなりになった人物の功績や人柄などを紹介するコーナーで、「朝日新聞」の土曜夕刊で連載されています。「朝日新聞」名古屋本社版は土曜に夕刊がないようなので、私がこの記事を紙面で見られるのは後日となりそうです。

高岡で投函された手紙が届く

 富山を旅した友人から今日届いた手紙の切手と消印がドラえもんでした。

 ありがとう!

 高岡駅交通広場(クルン高岡1階待合室)に設置されている「高岡市ドラえもんポスト」に手紙を投函すると、ドラえもんの記念消印を押してもらえます。

 令和3年12月1日(水)から令和4年11月30日(水)までの消印デザインがこの“ベレー帽をかぶったドラえもん”なのです。

 藤子・F・不二雄先生の故郷ならではの素敵なサービスですね。

 

 この写真は、2015年に高岡を訪れたとき撮影した「高岡市ドラえもんポスト」です。

 

 

 今日届いたその手紙のなかに、こんなものが入っていました。

 クジャクの羽根です。

 『まんが道』の主要な舞台となった高岡古城公園。その公園内にある動物園でこの羽根をもらったのだそうです。

 

 クジャクといえば、藤子ファンとして思い出すのが『怪物くん』の「おしゃれ怪物(モンスター)」(「週刊少年キング」1969年16号)に登場したピーコック氏です。

 ピーコック氏は怪物ランドで大人気のファッションデザイナーで、怪物ランドでは彼が作った服を着ていないとセンスを疑われるくらいだとか。

 “ピーコック”という語は雄のクジャクを意味する英語で、ピーコック氏の外見のモデルが雄クジャクなのです。クジャクみたいな姿をしたファッションデザイナーなら説得力がありますね。

 

 ピーコック氏のような異世界の大物ファッションデザイナーは藤子・F・不二雄先生のマンガにも登場します。

 『チンプイ』の「宇宙的超一流デザイナー」(藤子不二雄ランドドラえもん』18巻(1985年11月8日初版発行))に出てくる宇宙的ファッションデザイナー、デブラ・ムー先生です。

 ピーコック氏がクジャクなら、デブラ・ムー先生の外見はパンダに似ています。

 

 Ⓐ作品では『怪物くん』のピーコック氏、F作品では『チンプイ』のデブラ・ムー先生。この2人は、藤子作品における異世界の2大大物ファッションデザイナーであると私はとらえています。

 どちらの先生も、怪獣の着ぐるみのような服をデザインしたことがあるのが共通点😄 その服を、ピーコック氏は怪物くんに、デブラ・ムー先生はエリさまに着せたのでした。両デザイナーにしてみれば自信作だったようですが、怪物くんとエリさまにはあまり気に入ってもらえなかった様子です(笑)

 

 

※追記

 アニメ『怪物くん』(シンエイ動画版)のピーコックとアニメ『チンプイ』のデブラ・ムーの声を担当したのが、どちらも青野武さんだった、とご教示いただきました。そんなところにも共通点が!