雑誌の広告ページに登場する藤子A先生

 今月10日に発売された「文藝春秋」12月号に、藤子不二雄A先生とクラブデザイナー沼沢雄二さんによる対談が見開き2ページにわたって掲載されている。この対談は、ブリヂストンスポーツ株式会社の広告ページの企画で、「アクセスVP−X」という新開発のゴルフクラブを初打ちした藤子A先生が、沼沢さんとともにそのクラブの素晴らしさを語り合う、という内容になっている。
 藤子A先生は「VP−Xを手にしてヘッドを見つめたとたん、なんとも形容しがたい優雅さと気品を感じた。僕はかなり以前からの自称『沼沢ファン』でしたが、金属のヘッドからこれほどの温かみが感じられるとは」などと「アクセスVP−X」の魅力を表現している。


 ブリヂストンスポーツの広告に藤子A先生が登場したといえば、「週刊文春」本年9月23日号に載ったゴルフボール「スーパーニューイング」の広告スペースが記憶に新しい。そこには藤子A先生が同商品へ贈ったメッセージとプロゴルファー猿のイラストが載っているのだ。
 ずいぶん前の話になるが、1998年、ブリヂストンから「アクセスVer3.3フェアウェイウッド」というゴルフクラブが新登場したときも、そのクラブを手にした藤子A先生の写真が大きくレイアウトされた広告が、いくつかのゴルフ雑誌に掲載される、ということがあった。


 ブリヂストン以外で今すぐ思い出せる藤子A先生登場広告としては、「週刊文春」本年10月28日号に掲載された富士フイルムのページがある。藤子A先生はそこで、トキワ荘で行なった忘年会のスナップ写真を紹介しつつ、トキワ荘時代の思い出を語っている。


 2年以上前に遡ると、「週刊文春」2002年7月18日号の、シャブロンなる会社の広告ページで、藤子A先生と「プロポリスの広場」理事長・荻野元平さんの対談を読むことができる。健康食品プロポリスの宣伝をするためのページなのに、藤子A先生は「僕は健康のことは気にしないで、気ままにいってます。けっこう無茶な生活をしているんですが、幸い風邪ひとつひいたことがないんですよ」と、健康食品などまるで必要のない生活ぶりを披露していて、ちょっとおもしろい。


 それから「週刊新潮」1998年12月10日号では、ロッテ「ブラックブラックガム」の宣伝ページに藤子A先生が登場。先生は、眠気防止のため「ブラックブラックガム」を噛むことを実践しているそうである。


 ほかにも藤子A先生が出てくる雑誌広告はかなりあるのだろうが、今すぐには探し出せないのでこの辺にしておきたい。
 今度はいつどんな広告に藤子A先生が登場されるのか、先生の広告タレントとしての動向も見逃せない!?