2月発売予定の藤子単行本情報

koikesan2006-01-10

当ブログ1月8日のコメント欄にアスリートJさんが書き込んでくださったように、2月は複数の藤子単行本が発売される。そこで、2月発売の藤子単行本の情報をメモしておきたい。


●2月1日
ぴっかぴかコミックススペシャル『ドラえもん のび太の恐竜
 藤子・F・不二雄小学館/500円
http://www.s-book.com/plsql/com2_booksche?sha=1&jan=c&mm=1


 ぴかコミのページ数は通常100ページ未満だが、それと比べるとずいぶん厚めの本になりそうだ。
 映画『のび太の恐竜2006』に関連した出版だろうが、『のび太の恐竜』自体は現行商品のてんとう虫コミックスで容易に読める。それを改めてぴかコミのレーベルでも出すということで、てんコミとは何らかの差別化がはかられるのだろうか。



●2月28日
ビッグコミックススペシャル『愛…しりそめし頃に…』7集
 藤子不二雄A小学館/1260円
 http://www.s-book.com/plsql/com2_booksche?sha=1&jan=c&mm=1&img=0&seq=&page=5


 待ちに待った『愛しり』の新刊。本当にどれだけ待ちわびたことだろう。巻末の付録が楽しみ。



●2月28日
てんとう虫コミックスドラえもん プラス』5巻
 藤子・F・不二雄小学館/410円(4巻までと同様、オマケつき特別版も発売。500円)
 http://www.s-book.com/plsql/com2_booksche?sha=1&jan=c&mm=1&img=0&seq=&page=4


 ロングセラーのてんとう虫コミックスドラえもん』全45巻には未収録の作品をたくさん読める、感涙もののシリーズも5巻で完結。これで終わってしまうのは実に惜しい。





 もう1つ、同じ1月8日のコメント欄から話題を。
 ぴっかぴかコミックスウメ星デンカ』2巻、86ページに、好きな物を尋ねられたウメ星国王一家が、「モーニング娘。」「ぼく、ムシキング」と答えるコマがある。このセリフ、今回のぴかコミ収録にともなって、藤子・F先生ではない第三者が初出時のセリフを改変したものであることは明らかだが、果たして元のセリフは何だったのか? その疑問に、鷲塚与太五郎さんが答えてくださった。

ピンキーとキラーズ
コント55号
だそうである。


 そして、問題のセリフが出てくる作品「さようならデンカ」の初出は、「小学三年生」1969年3月号とのこと。


 
 アスリートJさん、鷲塚与太五郎さん、情報ありがとうございました! よい質問を投げてくださったgbs68000さんにも感謝します。



 写真は、戌年記念第3弾・『名犬タンタン』のグラスだ。
『名犬タンタン』は、昭和40年から43年まで「こどもの光」に連載。オバQブームで藤子先生が大ブレイク中に描かれた作品である。海外児童文学の翻訳家で数々のマンガ原作も手がけた久米みのるさんの案で、F先生とA先生両方が作画を担当している。単行本にするだけのページ数は十分にあるが、これまで一度も単行本化されていない。アニメや映画や実写ドラマなどになったこともない。そういうマイナーな作品のグッズというのは当然ながら珍しく、このグラスは私が持っている唯一の『名犬タンタン』グッズである。タンタンの姿が実に愛らしくプリントされていて、ずっと眺めていたくなる。
 このグラスは、当時の「こどもの光」の懸賞品だったと思われる。掲載誌の懸賞品や付録の類ではなく、巷で単独発売されたような『名犬タンタン』グッズは存在したのだろうか。