『シンジュク村大虐殺』『五百億円の鼡』単行本初収録決定!

 今月30日発売の『藤子不二雄A ビッグ作家 究極の短篇集』(小学館)に、これまで一度も単行本に収録されておらず、封印作品のごとき扱いだった『シンジュク村大虐殺』と『五百億円の鼡』がついに収録されます!

▼第1話/黒イせぇるすまん▼第2話/ひっとらぁ伯父サン▼第3話/B・Jブルース▼第4話/赤紙きたる▼第5話/田園交響楽▼第6話/五百億円の鼡▼第7話/シンジュク村大虐殺▼第8話/北京填鴨式▼第9話/水中花▼第10話/マグリットの石
http://www.shogakukan.co.jp/comics/detail/_isbn_9784091850799

『シンジュク村大虐殺』は、タイトルが示すとおり、無法で理不尽な超残酷劇で、ストーリーは単純ながらインパクト絶大です。以前藤子A先生が「この作品、気に入ってるんだよ〜」とおっしゃっているのを先生の口から直接聞いたことがあります。昭和40年代に起きたある世界的事件をモチーフにしており、その舞台を新宿に置き換えて描いています。
『五百億円の鼡』も昭和40年代にあった実際の出来事を題材にしており、ドキュメンタリーで陰謀劇を観ているような独特の読み応えのある作品です。

 この本にあまり期待していなかったのですが、収録ラインナップを見て「挑戦してる本だなあ!」と認識をあらためました。気合いの入った一冊です。

 
 ※このシリーズの『藤子・F・不二雄』は3月に発売されています。