11/21(土)、映画『STAND BY ME ドラえもん2』をIMAXで見てきました。
私はIMAX初体験。
まず、スクリーンの大きさに目を見張りました。
そして、通常のスクリーンより映像をドバっと浴びているような感覚があり、音がズンズンと響いてくる迫力も感じました。映像自体が通常版より鮮明に見えましたが、気のせいかもしれません(笑)
席数が多いのにガラガラだったのは、新型コロナのことを思えば望ましい状況でしょうが、公開2日目でこんなに空いているのは興行的に大丈夫か…とよけいな心配をしてしまいました。
IMAXで見た効果があったのか分かりませんが、私のなかでは、1作目以上の面白さと感動と納得感を得られました。
むろん1作目の成功があってこその2作目ですから、1作目にしっかり敬意を表しつつ、その1作目を超えてきてくれた『STAND BY ME ドラえもん2』に拍手をおくりたいです。
(私にとっては前作以上ですが、1作目のほうが感動したよ!という方も少なくないでしょう)
あのクライマックスシーンは、ほんと泣けたなあ。
そして、泣ける以外にも楽しいポイントがいろいろあるのが『STAND BY ME ドラえもん2』の魅力!
ネタバレを極力避けるため、具体的な内容にはほとんど触れませんが、ざっと書くと、この映画のこんなところに面白さを感じました。
・『STAND BY ME ドラえもん2』の脚本と共同監督をつとめた山崎貴さんは、映画『ジュブナイル』『リターナー』の監督であり、クリストファー・ノーラン監督の映画『テネット』のパンフレットにレビューを寄稿するほどタイムトラベルものを好んでおられます。そんな山崎さんの時間SF愛が活きた脚本を満喫できました。
・3つの時代の風景を、実在感あふれる映像で見られるのも幸せな感覚でした。とくに、昭和の町の風景は、私が子どものころ親しんでいた風景を思い起こさせるリアル感と懐かしさが漂っていて、自然と誘い込まれました。
・1作目を見たおかげで、当初はちょっと違和感のあった3DCGアニメ特有のキャラクターデザイン(とくにのび太の顔)にまあまあ慣れました。なので、2作目では一人一人の登場人物の姿をすんなりと受け入れられました。そのことも、私が1作目以上に2作目を楽しめた要因かもしれません。登場人物の肌や髪や仕草などが醸しだすリアリティが、前作以上にこまやかになっているところも見ごたえがありました。
・ひみつ道具の物質感や、そのひみつ道具を使用するときの動きに本物っぽさがあってよかったです。
・こまごまとした藤子Fネタが各所にちりばめられていて、ネタを見つけるたびに心がくすぐられました♪
・この映画では、のび太たちにとって重要なあるセレモニーが描かれるのですが、映画の観客でしかない私もそのセレモニーにあたかも出席しているようなハッピーな感覚を味わえました。そのシーンで私は最も泣きました。
何と言いますか、「ドラ泣き」というキャッチコピーが目立つため、この映画は観客をあざとく泣かせよう泣かせようとばかりして感動の安売りをしているのではないか…といった妙な先入観を生んでいるような気がします。
しかし、「ドラ泣き」というのはあくまでも広告の言葉であって、じっさいに作品を見れば、「泣ける」にとどまらない娯楽作としての面白さが随所に感じられました。
もちろん、この映画は「泣ける」ということに最大の力点を置いています。
それ自体は悪いことでもなんでもありません。
だって、映画を見て泣けるのは大いにステキな体験ですもの。昔から「泣き」はエンタメの重要な機能ですし、映画に泣かせてもらえるなんてありがたい限りです。
そのうえで、この映画には、泣ける以外に笑いやハラハラドキドキがあり、丁寧な日常の描写もあればアクションもあります。先述したように時間SF的な面白さもあります。
いろいろな感情が生まれ、いろいろなお楽しみ要素がそこにあるのです。私は、あるシーンで思わず声を出してしまうほど笑いました。
『STAND BY ME ドラえもん2』では、special thanksとして手塚プロダクションがクレジットされています。映画を見ればその理由が分かりますが(ここではネタバラシしませんが)、今回いっしょにこの映画を見た面々の間では、その手塚プロ絡みのモノをグッズ化して発売してほしかった!という話でかなり盛り上がりました。
『STAND BY ME ドラえもん2』の劇場グッズ・くまちゃんのぬいぐるみマスコットです。
劇場グッズ一覧を見て「絶対に欲しい~!」と思ったのがこれなので、映画館に着いたらさっそく売店で確保しました♪ 「売切れで買えなかった~」という悲劇を免れ、一安心です。
そして、映画鑑賞後、その余韻にひたりながらもう一体購入しちゃいました(笑)
映画本編を見ていると、このくまちゃんがますます愛おしくなるのですよ。
くまちゃんのほかに、クリップセット、クリアしおり、ひみつ道具チャーム×4種をゲット。
パンフレットは、「物語のタイムライン」のページが実に有用だし楽しいです。過去・現在・未来を行ったり来たりしてちょっとややこしいストーリー(藤子Fファン、『ドラえもん』ファンは、そういう時間パズルに慣れていますが)を正しく理解するのに役立ちます。
『STAND BY ME ドラえもん2』の鑑賞をごいっしょしたZさんから、各地の藤子関連パンフレット・チラシをいただきました!
そして、Oさんからは、きれいなジャイアン封筒に貼ってあるドラえもん切手に押された高岡郵便局のドラえもん50周年記念消印(9月3日付!)をいただきました!
お二人ともありがとうございました!
この映画、また見に行くつもりです。
今度は通常のスクリーンで見ることになると思います♪
(新型コロナ感染者数が増加している現在の状況を思えば、映画『STAND BY ME ドラえもん2』の滑り出しは健闘したようです。土日の興行収入は2億2千5百万円と『鬼滅の刃』に次いでランキング2位だった模様)