『人生ことわざ面白“漫”辞典』第72回

 本日(9月17日)、「ビッグコミック増刊」10月17日号が発売されました。 

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 藤子不二雄Ⓐ先生と西原理恵子先生のコラボ連載『人生ことわざ面白“漫”辞典』は、第72回「一度あることは二度ある」です。

 藤子Ⓐ先生が50代だった頃のある夜、ご自宅で起きたアクシデントが綴られています。どうか三度目が起こりませんように…。

 

 今回も西原先生はイラストで藤子Ⓐ先生イジリをやっちゃってくれています(笑)

 このコラボ連載では藤子Ⓐ先生が西原先生にイジられたりツッコまれたりすることが多く、10年ほど前、私はそのことについて藤子Ⓐ先生にこう質問させていただいたことがあります。

「いまⒶ先生は西原理恵子先生と「ビッグコミック増刊」でコラボエッセイ『人生ことわざ面白“漫”辞典』を連載されており、西原先生が漫画家さんと画力を競うイベント「人生画力対決」に出演されたりもして、西原先生からイジられたりツッコミを入れられたりしていますよね。マンガ界の重鎮であるⒶ先生がこういう扱いを受けているところが私としては非常に面白いです(笑)Ⓐ先生はどんな経緯で西原先生とコラボされることになったのでしょうか?」

 それに対し藤子Ⓐ先生は、こんなふうに答えてくださいました。

「(西原先生からイジられたりツッコまれたりするような)そういう描き方をされて嬉しい(笑) 僕が西原さんのファンで、「ビッグコミック増刊」での連載は、こちらからコラボしたいと編集者を通してオファーを出したら、西原さんがOKしてくれた」

 

 そんな経緯で連載の始まった『人生ことわざ面白“漫”辞典』も今号で第72回を数えます。連載がスタートしたのは2007年の7月からですから、もう14年間も続いていることになります。こう言っては失礼ながら、予想以上の長期連載だと感じます。もちろん、予想を超えて続いてくれていることを喜ばしく思っています。マンガ作品を描かれなくなった藤子Ⓐ先生ですが、この連載が続くことでかろうじて現役感が保たれますし、何より、この連載が続いているということは藤子Ⓐ先生がご健在ということですから、先生のご健康とご長寿を願う一ファンとして実に嬉しいしホッとするのです。

 今後もずっと連載が続きますように。

 

 

 

ワクチン接種のころに読みたい藤子Fマンガ

 今月12日の時点で新型コロナウイルスワクチン接種2回目を終えた人の割合が日本の全人口の5割を超えた、と報じられました。

 https://www.asahi.com/articles/ASP9F61JZP9FULFA018.html

 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210913/k10013257151000.html

 

 藤子・F・不二雄先生のマンガのなかには、ワクチン接種をする前後のタイミングで読み返すとより実感をともなって心に響くひとコマがいくつもあります。

 たとえば……

 

『流血鬼』日本にも上陸したらしいマチスンウイルスへの感染にひどく怯えるガールフレンドを、主人公の少年が「だいじょうぶだよ。予防ワクチンももうすぐできるらしいし」と慰めるコマ。

 パンデミックの渦中では、やはりワクチン開発が希望になるのだなあ、と思わされます。(『流血鬼』の内容は全体的にこのコロナ禍のなかで読み返すと真に迫って感じられます)

 

『懐古の客』:未来の世界から現代へやってきた時間旅行者のヨドバ氏が食中毒と虫さされとおたふく風邪の合併症で異常なほど重症化してしまった理由として、現代人の男性が「雑菌等に対する抵抗力が皆無だって。どうやらヨドバ氏は出発前の予防注射を怠ったらしい」と語るコマ。

 

大長編ドラえもん のび太ドラビアンナイト8世紀ごろのアラビアへ向かうにあたって時間旅行公社のガイドロボット・ミクジンが「伝染病や水あたりを防ぐための混合ワクチンを注射して、さあ!でかけましょう!!」と言うコマ。

 『懐古の客』のひとコマとともに、衛生環境の異なる世界(この場合は過去の世界)を旅するさいにはワクチン接種は不可欠だと教えられます。 

 

ドラえもん 宇宙戦艦のび太を襲う』地球征服をたくらむ宇宙ばい菌がのび太の胃の中に侵入。苦しむのび太の腹に、ドラえもんがウルトラスーパーオールマイティワクチンを注入するコマ。

 新型コロナウイルスが変異することでせっかく接種したワクチンが効かなくなるかもしれないとか、ワクチン2回接種しても感染してしまうブレークスルー感染が起こることがあるとか、接種して何ヶ月かしたらワクチンの効果がずいぶん低減してしまうとか、そういった話を目にしていると、ウルトラスーパーオールマイティワクチンみたいなワクチンが本当にあったらなあという夢想が切実なものになってきます。

 

 ところで、現在日本人に摂取されている新型コロナウイルスワクチンの大半は、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンです。ファイザー製もモデルナ製もmRNAワクチンなのです。

 mRNAワクチンは、ウイルスのタンパク質をつくるもととなる遺伝情報の一部を体内に注射する…というものです。注入された遺伝情報をもとに、体内でウイルスのタンパク質の一部がつくられ、それに対する抗体などができることでウイルスに対する免疫ができてくるわけです。

 こうしたmRNAワクチンの仕組み・効能を知ったとき、私は『おれ、夕子』をちょっと思い出しました。『おれ、夕子』では、“ある人物のDNAを抽出して液状にし、それを他人の体内に注射することでその他人の身体を変化させる”ということが行なわれます。そこのところでmRNAワクチンの仕組みとイメージが重なるのです。

「Casa BRUTUS」10月号の特集は「大人も読みたい藤子・F・不二雄100」

 本日(9月9日)発売の「Casa BRUTUS」10月号をわが家にお迎えしました。

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「大人も読みたい藤子・F・不二雄100」は、藤子F作品から100の話を選出して原画で見せてくれる、見応えたっぷりの原画集のようなデラックス大特集です。

 ドラえもんをはじめ、キテレツ大百科オバケのQ太郎パーマンエスパー魔美チンプイ21エモンウメ星デンカT・Pぼん、ドビンソン漂流記、ポコニャン、SF短編といった作品のあのシーンやこのシーンを大きめサイズの原画バージョンで見られて胸が躍ります。

ドラえもん東京ばな奈半月サンド

 ドラえもん東京ばな奈のコラボスイーツ第2弾として、「ドラえもん 東京ばな奈の半月サンド」が8月30日からローソンにて発売中です。(JR東京駅の「ドラえもん 東京ばな奈 トウキョウステーション」でも発売)

 8月30日から発売といっても地域によって発売日がズレていまして、愛知県では、きのう(9月6日)から発売開始されました。

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 発売翌日のきょう、2箱買ってきました。

 写真では箱のデザインが2種類あるように見えますが、そういうわけではなく、ひとつの箱の表と裏のデザインが異なっているだけです。

 

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 ひと箱に2枚入り!

 半月2枚で満月化します(笑)

ドラえもんだけじゃないシールくじびき5回目のチャレンジ

 ドラえもん誕生日&藤子・F・不二雄ミュージアム10周年の記念日であるきのう(9月3日)、ドラえもんだけじゃないシールくじをまたまたひいてきました!

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 これまで3枚、4枚、3枚、3枚とひいてきて、きのうは2枚ひいてみました。

 

 

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 「④にこにこ えがおで」が被ってしまってこれで3枚目となりますが、もう1枚のほうがまだ出ていないシークレット「⑩にゃにゃん 猫づくし」だったのでヤッター!です♪

 

 以下に、シークレット「⑩にゃにゃん 猫づくし」の全体画像を掲載します。シークレットだからまだ見たくないという方はお気を付けください。

 

 

 

 

 

 

 

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 スーパー゠キャッティがこんなに存在感を発揮しているグッズがかつてあったでしょうか!?

 

 これで私はドラえもんだけじゃないシールくじを計15回ひいたことになります。通常時ならこんなに数多くひかないのですが、9月3日の藤子・F・不二雄ミュージアム行きを断念した代わりに、このくじに愛とお金を投じているのです(笑)

 自分の居住する市内から出ることなく藤子関連の催しに参加できるのがありがたいです。映画ドラえもんを観に行くのだって市外へ足を運ばなきゃいけませんから。

 

 

9月4日はドラえもん誕生日SP放送

 本日(9月4日)は、テレビ朝日系で 午後5時からレギュラー番組の『ドラえもん(ドラ誕2021直前スペシャル)』、午後6時56分から特別番組『ドラえもん誕生日スペシャル』が放送されます。

 『ドラえもん』の番組が地上波で一日に2度も放送される!しかも2年ぶりのゴールデンタイム放送!ということでスペシャルなお祭り感が大きいです。

 

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 ちなみに、私の住む地域のローカル局(メ~テレ/名古屋テレビ)では、同日の午後2時27分より『激レアさんを連れてきた。』の木村昴さん登場回が再放送されるようで、ますますお祭り感が上乗せされている感じです(笑)

 

 

※午後8時すぎに追記

 本日の『ドラえもん』の放送が終了しました。

 『ドラえもん』が久々にゴールデンタイムでオンエアされて、それをリアルタイムで視聴できて、そのことのありがたみを噛みしめながら視聴しました。

 のび太くんがしょうたい状で「ドラえもんにはナイショだよ」と書いていましたが、そういうことだったんだ!と得心。

 あらためて、ドラえもんの誕生日を祝福します。

 おめでとう!!

祝 藤子・F・不二雄ミュージアム開館10周年!

 本日(2021年9月3日)は、ドラえもんの-91歳の誕生日であるとともに、藤子・F・不二雄ミュージアム開館10周年の記念日でもあります。

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 藤子・F・不二雄ミュージアム開館10周年おめでとうございます!

 本来なら本日現地へ足を運んで大いにお祝いしたかったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大・病床の逼迫といった現在の状況では、とても遠征できません。

 そのぶん、愛知から強く深い思いを込めて祝福しております。

 

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 藤子仲間のヨネえもんさんが個人的に作られた藤子・F・不二雄ミュージアム10周年記念の品がとてもステキで心がほっこりします。(先日、残暑見舞いといっしょにお送りくださったものです)

 

 振り返れば、私が藤子・F・不二雄ミュージアムへ初めて行ったのは開館日の6日前、2011年8月28日に開催された内覧会でした。ありがたいことに、内覧会への参加権を得た知人に誘ってもらったのです。感謝感激ばかりの一日でした。

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 あれから10年ですか…。じつに、じつに感慨深いです。

 

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 内覧会の受付で、こんなお土産をいただきました。

 

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 中にはオリジナルの手ぬぐいや巻物が入っていて宝箱みたいに感じました。

 

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 内覧会では、カフェメニューが半額だったんだなあ。

 

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 内覧会のとき、ショップで購入したグッズ(の一部)。私が初めて藤子・F・不二雄ミュージアムのショップでお買い物した、記念すべきグッズたちです。

 

 内覧会ではこんなこともありました。きれいなジャイアンがどこにあるかわからなくて館内を迷子のように歩いていたら、男性が声をかけてきて「こちらです」と案内してくださいました。その男性が、藤子プロ社長で藤子・F・不二雄ミュージアム館長(当時)の伊藤善章さんだったのでビックリ&カンゲキでした。

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 内覧会に参加させていただいた数日後、ラーメン大好き小池さんのモデル鈴木伸一先生とお話する機会があり、そのさい藤子・F・不二雄ミュージアムの話にもなりました。鈴木先生は関係者内覧会に参加され、藤子不二雄Ⓐ先生、芝山努監督、富永貞義さん、藤子スタジオのアシスタントだった方々と館内を観覧したとおっしゃっていました。

 

 コロナ禍になって以降、藤子・F・不二雄ミュージアムに一度も行けていません。状況が落ち着くまでの我慢です。