中国13億人目の赤ちゃん

〝中国で人口13億人目になる男の赤ちゃんが誕生〟というニュースがあった。

中国人口13億人に 10年で1億人増加

【北京6日共同】中国で人口13億人目になる男の赤ちゃんが6日未明、北京市の病院で誕生した。中国の人口が億の大台を更新するのは1995年2月に12億人を突破して以来。約10年で1億人増加した。
 国家統計局の調査で、2004年末の推計人口は12億9988万人となっており、同年の1日平均人口増が約2万人のため、6日に誕生した最初の赤ちゃんを13億人目と認定した。
 中国中央テレビが13億人目誕生を実況中継、政府関係者が母親に花束を渡すなどお祭りムードの一方で、新華社電は未曽有の人口規模を迎えた中国社会は今後、多くの問題に直面すると指摘。
一人っ子政策」の効果もあり、1989年に11億人に到達してから約6年で12億人まで増えたのに比べ増加ペースは鈍っている。
共同通信) - 1月6日11時39分更新

 私はこのニュースを読んで、人類創造以来ちょうど1千億人目にあたる赤ちゃんの誕生を描いた、藤子・F・不二雄先生の『幸運児』を思い出した。中国の人口で13億人目の赤ちゃんと、人類創造以来1千億人目の赤ちゃんでは、あまりにも規模の違う話だが、〝ン億人目に誕生した赤ちゃんを一人だけ特定し、その赤ちゃんを祝福する〟という発想に共通点を見出したのだ。『幸運児』の赤ちゃんは幸運に恵まれ続けることになるが、はたして中国13億人目の赤ちゃんはどんな人生を送ることになるのだろう。