藤子・F展示館、向ヶ丘遊園跡地が有力

 mixiで知ったのだが、当ブログ昨年12月23日のエントリでとりあげた「藤子・F・不二雄アートワークス(展示館)構想」に関する新たな情報が判明した。


藤子・F・不二雄館建設へ 向ヶ丘遊園跡地か 川崎市と藤子プロ合意」(2006年1月19日 読売新聞)
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news005.htm


 この記事によると、藤子・F・不二雄展示館の建設予定地は、緑を伐採せずに済み、駅から歩いて行ける〝向ヶ丘遊園跡地〟が有力だという。緑を伐採しないのなら、環境保護を訴える方々からの反対の声が上がりにくいだろうし、駅から徒歩で行けるのであれば利用者に便利なので、向ヶ丘遊園跡地という選択は好ましいと思う。昨年の段階では、建設候補地として生田緑地の名があがっていたが、向ヶ丘遊園跡地は生田緑地に接した(重なった)ゾーンである。


 展示物は、「藤子さんが描いた漫画の原画類すべてと漫画の執筆に使った身の回りのものなど計約4万点。ドラえもんのアニメなども鑑賞できるよう工夫していく」とのこと。原画などとともにF先生が実際に使った身の回り品も展示されると聞けば、想像するだけでもうっとりしてきて、ファンにはたまらない展示館になりそうだ。
 敷地面積は、2000〜4000平方メートル、延べ床面積は2000〜3500平方メートルを想定しており、藤子プロなど民間が建設とその後の運営を担い、建物は市に寄付される方向で話が進んでいるという。
 この構想は、2月上旬に正式発表される見通しで、5年以内のオープンを目指すそうだ。


 ここまで具体的に構想の内容が伝えられると、本当の本当に実現に向けて動き出したのだなあ、と実感できる。市の財政難などあって一度は頓挫した構想だけに、今度こそ必ず実現させていただきたい。
 とりあえずは、2月上旬の発表が楽しみだ。