ロッテのカプッチョ

 

 ロッテのカプッチョは、軽くサクッとした歯ごたえのコーンパフをチョコレートでコーティングした人気の菓子である。容器がカップ型になっていて、中に菓子と一緒におまけのシールが入っている。
 カプッチョなる商品がいつの時代に発売開始されたのか正しくは知らないが、昭和50年代中頃にはすでに世に出ていたと思う。カプッチョ発売以来、その容器にさまざまなキャラクターの絵柄が使われてきた。現在では、ドラえもんやキティちゃんのカプッチョが売っている。



 そこで今日は、藤子アニメのキャラクターを使用した、昭和時代のカプッチョ容器を紹介したい。


 左の写真は、2つとも『パーマン』のカプッチョだ。2つのうち左側のは「パーマンスタンプシール入り」、右側のは「パーマン金・銀・銅メダルシール入り」である。
  真ん中の写真は『忍者ハットリくん』と『オバケのQ太郎』、右の写真は『ウルトラB』と『キテレツ大百科』。これらのカプッチョにも、もちろんシールが付いていた。



 今回紹介したカプッチョは、絵柄に使われた藤子アニメが放映されていた当時にスーパーマーケットなどで購入したもの。このなかでは、『キテレツ大百科』の容器だけがプラスチック製で、あとの5種はすべて紙製だ。昭和62年にアニメがスタートした『ウルトラB』までが紙製の容器で、昭和63年からアニメの始まった『キテレツ大百科』はプラスチック製、というわけである。現在のカプッチョ容器もプラスチック製であり、それらのことから、カプッチョ容器が紙製からプラスチック製に移行したのは、昭和63年あたりではないかと推測される。
 カプッチョにはストロベリー味もあって容器の絵柄が違うのだが、今回は普通のチョコレート味のみをアップした。

 

※藤子関連情報


●『ミス・ドラキュラ』第4巻(ブッキング)が発売になった。第112話から148話を収録。収録内容は、奇想天外コミックス版第4巻(昭和56年2月10日初版発行)と同じ。第5巻は12月下旬に発売予定。第5巻から、単行本未収録の領域に突入する。


●きのう25日(水)、日本語吹き替えによる外国ドラマやアニメの放送開始50周年を記念するパーティーが東京都内のホテルで開かれ、声優や番組制作者ら約2000人が参加した模様。
 http://www.chunichi.co.jp/flash/2006102501000650.html
 リンク先の記事に「(パーティーの)後半は声優の加藤みどりさん、大山のぶ代さんらが長寿番組『サザエさん』『ドラえもん』を紹介」とあるが、このとき、前ドラえもん役の大山のぶ代さんと現ドラえもん役の水田わさびさんの掛け合いトークが行なわれたようだ。(情報元:中日新聞10月26日朝刊) 
ドラえもん』リニューアル後、この2人の顔合わせは公の場では初めてではないだろうか。2人のドラえもんが舞台上でどんな掛け合いをしたのか、とても興味がそそられる