来春の映画ドラは『新・のび太と鉄人兵団』

コロコロコミック」7月号で、2011年公開の映画ドラえもんのタイトルが発表されました。(佐倉千朗 さんからの情報)

『新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たち』です!
 

 今年3月に『のび太の人魚大海戦』を劇場で観たさい、最後に来年の予告がちらりと映しだされ、それを観たファンの誰もが「来年は『鉄人兵団』のリメイクか」と思ったはずです。
 そしていよいよ公式発表。皆が思ったとおり『鉄人兵団』のリメイクでした。


 監督は寺本幸代さん。2007年公開の『のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』の監督をやった人です。
『魔界大冒険』のリメイクに「7人の魔法使い」というサブタイトルがついたように、来年の『鉄人兵団』にも「はばたけ天使たち」とサブタイトルがつくようです。「天使」というのはリルルのイメージでしょうが、「天使たち」と複数形になっているのが気になるところ。新たなキャラクターが登場するのか、しずかちゃんとかのび太たちが「天使」とみなされるのか… このあたりは重要なポイントなので、あんまり下手に改変をしないことを望みたいです。原作を下手にいじって台無しにするくらいなら、基本的なストーリーラインや設定、アイデアはできるだけ原作に忠実にして、演出や絵を工夫することで新しい作品として現在に蘇らせてほしいです。演出を工夫するだけで相当新しいものに感じられるはずなので、それだけでもリメイクの意義があると思います。ラストのリルルの消失から生まれ変わりまでの解釈を深めてみるというのもよいかもしれません。


『鉄人兵団』は歴代の映画ドラえもんのなかでも屈指の名作と言われる作品であり、ゲストヒロイン・リルルの大いなる魅力、侵略SFとしてのハードさ、巨大ロボットものとしての迫力、F先生の宗教観や歴史観みたいなものがにじむテーマ性、といったふうに多様な面白さと深い要素を有しています。F先生も愛着が強かったのか、初出→総集編→単行本化のさいに大幅な加筆修正、再構成を行なっています。客観的に見ても優れた作品であるうえ、私個人の思い入れも歴代映画ドラえもんのなかでベスト3に入るほど深く、私が最も藤子不二雄に熱狂し心酔していた時代にリアルタイムで観て胸を躍らせいろいろと考えさせられた作品とあって、そんな傑出した作品のリメイクとなれば、よい感情、よくない感情がさまざまに交錯し渦巻きます。
 大好きな作品であるだけにリメイクを観てみたい、しかし大好きであるだけにリメイクを観るのが怖い…そういう葛藤をおぼえます。


 声優さんが交替したリニューアル後の映画ドラえもんのなかでは、寺本監督の『のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い』は個人的な好感度の高い作品で、寺本さんに一定の信頼を置いているので、ここ3年ほどの映画ドラえもんよりは望みが持てるような気がします。『鉄人兵団』のリメイクは『魔界大冒険』のリメイク以上に良い作品にしてもらいたいと思います。リニューアル後の映画ドラの最高峰を目指してほしいです。




 15日(火)からローソンで藤子Fキャラの一番くじが始まっています。友人知人からいろんな結果を聞いていますが、A賞が2つ出た人や、一番初めに引いたくじでA賞が出た人、あと2つでA賞からH賞までコンプリートという人もいて、非常に盛り上がっています。私のこの2日間の結果は以下のとおりです。


◆1日目は4回引いて
E賞「ソフビ貯金箱」×2
G賞「グラス」×2


◆2日目は8回引いて
B賞「どら焼きクッション」×1
D賞「コロ助ぬいぐるみ」×1
E賞「ソフビ貯金箱」×1
G賞「グラス」×1
H賞「タイトルロゴストラップ」×4


 (ダブりは写真に載せていませんが、ストラップがダブりました) 

 何が出ても嬉しいくじですが、やはり上位の賞が出るとその嬉しさが大きいですね(笑)
 E賞「ソフビ貯金箱」全3種とH賞「タイトルロゴストラップ」全3種は揃いました。G賞「グラス」は全4種中3種が集まり、あとは「キテレツ大百科」でコンプです。なぜかF賞「マフラータオル」がまったく出ません(笑)
 いちおう最大の目標はA賞「藤子・F・不二雄キャラクターズオリジナルクロック」なのですが、これが出ても出なくても、すでにかなり満足な状態です。あとはせめてグラスをコンプしたいなあ。