「赤塚不二夫マンガ大全 ぜんぶ伝説のマンガ」

 

 本日14日、別冊宝島赤塚不二夫マンガ大全 ぜんぶ伝説のマンガなのだ!!」が発売されました。数々の赤塚マンガの中から、とりわけ伝説的だったり過激だったり実験的だったりする話をセレクトして収録したムック本です。
 たとえば『天才バカボン』だと、登場人物たちが痩せ過ぎて“線”だけになってしまう話や、左手で描いて絵が拙いため場面の内容が言葉で説明される話など、『おそ松くん』だと、スローモーション表現が挿入される話や、ページの上下で別のストーリーが進んでいく話など、『レッツラゴン』だと、トビラが担当編集者の死亡報告になっている話などが収録されています。
 巻頭に藤子不二雄A先生のインタビューもあります。今も赤塚先生が健在なら老年層を激励するギャグマンガ『天才バカジジイ』みたいな作品を読んでみたかった、という発言が印象的でした。