月食

 今夜(8日夜)皆既月食が起きました。
「18時14分ごろから部分食が始まって、19時24分ごろから皆既月食に入る。19時54分ごろ食の最大を迎え、20時24分ごろに皆既月食が終了する。21時34分ごろ部分食も終わって通常の月に戻る」ということだったので、私は18時ごろから20時ごろまで公園のベンチに座って月食を楽しみました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 ・食が最大を迎えた頃合。



 藤子マンガで“月食”といって私がただちに思い出すのは『モジャ公』の「うまそうな三人」です。
 
 宇宙へ家出した空夫、モジャラ、ドンモの3人はいくつもの星を巡るのですが、そのうちのひとつに「カミカミ星」がありました。この星の住人は普段は親切で善良なのですが、月の光を浴びるとオオカミに変身してしまいます。姿だけでなく心の底からオオカミ化するのです。そうなると空夫ら3人はカミカミ星人にとってうまそうな食物でしかありません。3人はカミカミ星人によって調理されていくのですが、絶体絶命のピンチというときに月食が起こり、3人は救われるのでした。
 この話では、たまたま発生した月食が、ピンチのときに駆けつけてくれる正義のヒーローのような役割を果たしています。形勢が逆転するシンボル的な意味も持っているような気がします。



 月食ではなく日食ネタのある藤子マンガとなると、『ドラえもん』「実物ミニチュア大百科」や、『新オバケのQ太郎』「よふかし赤ちゃん」が思い当たります。