知人に見せてもらったのですが、日経MJ(おそらく12/16付)に藤子プロの伊藤善章社長のインタビューが掲載された模様です。
「ドラえもん連載50年 藤子プロ伊藤社長に聞く」という記事です。
ドラえもんがいま社会に果たす役割は何だと考えていますか、と聞かれた伊藤社長は
「ヒーローが主人公でない漫画ってあまりないんですよね。先生は『ぼくはのび太です』とよくおっしゃっていました。悩んでいる子どもやいじめられている子どもがドラえもんを読むと、自分の気持ちが投影されて解放されるような力があると思っています」
とお答えになっています。
ほかに、伊藤社長の言葉で印象的だったのは…
「マーケティング戦略とか『こういうふうにすれば当たる』とかは絶対したくないんですよ。テレビ局の人とよく話しますが、視聴率は気にするなと。それよりも、自分が面白いと思っていることを口に出さないことが問題だと思っています」
「新しいクリエーターが育つことが大切です。米ウォルト・ディズニーのように、我々の中から本当に後継者になるクリエーターを作っていく、という思考もなくはない。ディズニーみたいなプロダクション形式を作ってやっていく可能性もありますが、今は少し難しいと思っています」