「ぼく、ドラえもん」20号

「ぼく、ドラえもん」20号が、5日(日)に届いた。
 ドラえもん連載35周年記念特集『コロコロコミックvs学年誌 元祖「ドラえもん雑誌」はどっちだ!』は、なかなかおもしろかった。とくに「コロコロコミック」を紹介したページは、自分の子ども時代の思い出をなぞってくれているようで、非常に懐かしい気持ちになった。ヨシダ忠さんの『ハムサラダくん』や方倉陽二さんの『ドラえもん百科』をとりあげているのも嬉しい。
 9ページに『ハムサラダくん』の見開き扉が掲載されているが、そのなかにジャングル黒べえの絵があって、思わず目が留まってしまった。ジャングル黒べえの絵が、今現在、こうして小学館のような大出版社の雑誌に掲載されるのはとても珍しいことだ。


 俳優・田辺誠一さんのインタビューも興味深かった。子どものころ藤子スタジオによく通っていて、色紙まで送ってもらったことがある、という話は、ただただ羨ましい限り。
「Fのひとこま」も楽しめた。ゴルフのプレー中ににじみ出た藤子・F・不二雄先生のお人柄が魅力的。
 付録の「ドラえもん名言カルタ25」もよかった。ここに抜き出された25の言葉を順番に読んでいくだけでも、藤子・F先生の優れた言語センスや発想の豊かさを堪能できる。そして、かなり笑える。
「ぼくドラ」20号は、全体的に満足の行く一冊だった。