『藤子・F・不二雄の怖い話』

 マイ ファースト・ビッグ『藤子・F・不二雄の怖い話』(小学館)が5日に発売されました。
 
 ・お盆はこの本で納涼のひとときを♪


 昨年あたりまでは藤子先生著のコンビニ本を気づく限りすべて購入していて(アンコール発売は除く)、マイファースト・ビッグ『ドラえもん』も毎月買っていました。しかし、コンビニ本を追い続ける気力が下がってきたのと、保管する場所がきつい状況になってきたため、現在は時おり琴線に触れた本だけを買うようにしています。この『藤子・F・不二雄の怖い話』は、買おうと思わせてくれるコンビニ本でした(笑)


 収録作のうち『異色短編』と『ドラえもん』は、「F先生の怖い話」というテーマのアンソロジーなら王道のセレクトだと感じます。新シリーズの『パーマン』から2編が選ばれているのは少し意外でしたが、『パーマン』自体が選ばれるのは、現在てんとう虫コミックスで新装版が刊行中なので当然のことでしょう。
 そして、『エスパー魔美』からも2編が選ばれています。この本に収録しきれなかった「F先生の怖い話」をガイドする巻末ページでも『エスパー魔美』の他の2編が紹介されており、『エスパー魔美』という作品は、“怖い話”“ホラー”という観点からも秀逸な話がいくつもあるんだなあ、と再認識されてもらいました。