「白く染まれ-ホワイトという場所と人々」(著者::宮崎三枝子/編者:高平哲郎/発行:IBCパブリッシング/定価:1800円(税別)/2005年9月26日初版第1刷発行)という本が発売になった。
「ホワイト」は、芸能界をはじめとした各界著名人が青春をすごした伝説のバー。著者の宮崎三枝子さんは、その「ホワイト」のママである。
本書は、宮崎三枝子ママとホワイトに通った著名人70名が、その思い出を熱く語った一冊。本書にエッセイや座談会、インタビューなどで参加した著名人には、赤塚不二夫(代筆)、荒木経惟、石田えり、石橋凌、伊集院静、糸井重里、猪瀬直樹、内田裕也、江口洋介、大沢在昌、北方謙三、吉川晃司、楠田枝里子、久世光彦、黒田征太郎、桑名正博、高信太郎、小堺一機、崔洋一、斎藤ノブ、坂田明、真田広之、篠原勝之、白石冬美、高橋伴明、高平哲郎、タモリ、筒井康隆、内藤陳、中島梓、中村勘三郎、中村誠一、長友啓典、原田芳雄、久本雅美、平岡正明、ビートたけし、松尾貴史、松田美由紀、三上寛、南伸坊、三宅恵介、ムッシュかまやつ、村上ポン太秀一、村松友視、桃井かおり、役所広司、山下洋輔、山田邦子、横沢彪、和田アキ子などなど、多彩な面々がいる。
そうした面々のなかに、藤子不二雄A先生の名前もあった。藤子A先生は、本書の巻頭に宮崎三枝子ママのイメージ像を寄せている。描き下ろしのカラーイラストだ。「これは似顔ではありません イメージ像です 念のため!?」「これは似なかったことのいいわけではありません 念のため!?」と一生懸命断っているところがほほえましい。藤子A先生が描いた宮崎三枝子ママの顔はかなり怖い。