朝日新聞にしずかちゃんのモデルを探す記事

 4月1日付「朝日新聞」朝刊の別刷り「be on Saturday」に、『ドラえもん』をとりあげた特集記事が掲載されている。しずかちゃんのモデルは誰かを探るため、藤子・F先生が少年時代をすごした富山県高岡市を訪ねる、という内容だ。F先生の妻・正子さんや、藤子A先生、F先生の小学校時代の同級生、ドラえもん学の横山教授に取材している。
 結論としてしずかちゃんのモデルは謎のままだったが、記者は、正子さんやA先生の証言から、オードリー・ヘプバーンとしずかちゃんのイメージを重ねたい誘惑に駆られつつ文章を締め括った。


 
 記事内には、両藤子先生が卒業した定塚小学校の一室で何人もの子どもたちが楽しんでいる写真が掲載されている。この一室は、「ふるしろ子ども館」と呼ばれ、同校の偉大な卒業生である両藤子先生を記念したスペースになっている。私は、2002年8月「藤子先生ゆかりの地バスツアー高岡〜氷見」に参加したさい、この中に入れていただいた。そのときは、「まんが道 町並みパネル展」と銘打たれた特製パネルが所狭しと並べられ、『まんが道』で描かれた高岡の風景と、現在の同じ場所を写した写真とを見比べることができた。藤子先生の著作単行本や関連図書が閲覧できるようにもなっていたし、複製原画やキャラグッズも飾ってあった。さらに、「反射幻灯機ってなぁに??」という図解パネルや、木造校舎時代の航空写真、「高岡・定塚小 世紀を越え」と題した新聞記事などが壁に掲げられ、さすがは藤子先生の出身校!と感じさせる素敵な空間だった。


 http://www.be.asahi.com/20060401/W21/20060319TSOH0008A.html