志摩スペイン村ドラえもんわくわく恐竜ワールド

koikesan2006-07-11

 三重県志摩スペイン村パルケエスパーニャで、「ドラえもん わくわく恐竜ワールドin志摩スペイン村」というイベントが開催中だ。志摩スペイン村のチラシでは、「志摩スペイン村に『のび太の恐竜2006』の世界が出現!ドラえもんと一緒に探検しよう!」と宣伝されている。
 これは、映画『のび太の恐竜2006』公開を記念したイベントで、映画公開に先立って3月1日からスタート、当初は5月31日までの予定だったが、好評のため8月31日まで延長となった。



 こうした、遊園地で開催されるドラえもんイベントに関しては、気軽に出かけられる近場であれば参加する気になるのだが、さすがに志摩スペイン村は近場とは言いがたいので足を運ぶつもりはなかった。しかし、開催期間が延長されたのも何かの縁だと勝手に感じ、さらに、開園して12周年となる志摩スペイン村へ一度も行ったことがなかったこともあって、一度くらい見物してみるかと思い立って出かけてみることにしたのだ。先週末のことである。
 三重は、私の住む愛知の隣県だが、志摩スペイン村までは高速道路を利用して3時間以上かかった。渋滞とか道に迷うなどなくても車で3時間以上かかるのだから、やはり近場とは言いがたい。



 志摩スペイン村は、その名が示すように、スペインをモチーフにしたテーマパークで、ドンキ〜とかダルとかサンチョとか、動物を擬人化したオリジナルキャラクターが色々いる。
 入場券を購入し、エントランスからショップが両側に並ぶエスパーニャ通りを抜けると、シべレス広場に出る。そこから左へ折れ、フェスタトレインの走る線路を渡ったところに、「ドラえもん わくわく恐竜ワールド」会場であるカーニバルハウスがある。
 カーニバルハウス前にはドラえもんの巨大バルーン人形が座っていて、わかりやすい目印となっている。カーニバルハウスへ足を踏み入れると、まず、ドラえもんのび太・しずか・ジャイアンスネ夫の実物大人形が出迎えてくれる。土管の置かれた空き地に5人が集まっている場面だ。
 通路を少しだけ進むと、タイムマシンに乗ったドラえもんのび太の立体人形が見られる。ここから過去の世界へタイムトラベル、となるわけだ。さらに進むと、〝不思議な森〟ゾーンに突入。奇妙な形の(作り物の)植物が生い茂り、否が応でも秘境探検気分が盛り上がる?! 「卵にさわってみてね」とあるので、脇に転がる恐竜の卵らしきものに触れてみると、いきなり音を立てたり空気を噴射したりで少しびっくり。
(やわらかい)岩石の落下に見舞われながら、命からがら?不思議の森を抜け出ると、そこには、様々な巨大ドラえもん遊具が横たわる空間が待ち受けていた。バルーン素材のアスレチックや、ピー助と戯れることのできる水無しプール、カラーボールが敷き詰められたボールプールなどが、ところ狭しとひしめき合っているのだ。しかしどの遊具を見ても、「8歳以上の方はご利用いただけません」とあり、私が遊ぶことはかなわなかった。もっとも、年齢制限がなくても遊ばなかっただろうが。



 カーニバルハウスに入って出るまでのあいだ通路を歩いていると、壁面のところどころに丸い窓が設けてあり、それを覗くと、ドラえもんが上空を飛ぶ町のジオラマ模型や、ドラえもんの万華鏡などを楽しむことができる。スタンプラリーの企画もあったので、入場前に売店で台紙を購入し、各ポイントでスタンプを押していった。
 出口が近づくと、映画『のび太の恐竜2006』のプロモーションゾーンとなる。プロモ映像が流れ、ポスターが貼ってあり、ドラえもん人形が「3月4日全国東宝系ロードショー」と伝えてくれるが、とっくにロードショー期間が終わった今となっては、若干の虚しさをおぼえざるをえないw



 わざわざ遠くから来て高い入場料を払ってまで入場した志摩スペイン村をこれだけで去るのももったいないので、テーマパーク内にある各種アトラクションで遊んでから帰宅することにした。自分が闘牛の牛の立場になってコースを駆け抜ける演出型屋内ジェットコースター「マタドール」や、海洋冒険気分を味わえる水上船型ライドアクション「アドベンチャーラグーン」などが楽しかった。
 フランシスコ・ザビエルが生まれ育ったハビエル城に似せて造られた博物館のなかには、アルタミラ洞窟壁画の実物大レプリカが展示されていた。アルタミラとは限らないけれど、藤子・F作品に洞窟壁画が幾度か出てくるため、よけいに興味深く観察できた。