バケルくんバッジと「マンガくん」紙袋

 今日は『バケルくん』グッズの紹介です。
 藤子・F・不二雄先生の『バケルくん』は、1974年から76年にかけて小学館の学年別学習誌で連載されました。これまで、てんとう虫コミックス藤子不二雄ランドぴっかぴかコミックスのレーベルで単行本化されています。
『バケルくん』には、いろいろな変身人形が登場します。変身人形の鼻を指で押すと、押した人が人形と入れ替わって、人形の容姿と能力で行動できるようになります。作品名になっている“バケルくん”も、変身人形のうちの一体ですね。
 

『バケルくん』は、1987年にフジテレビ・月曜ドラマランドの枠で『藤子不二雄のバケルくん』(主演・畠田理恵)として単発ドラマになりました。このドラマはビデオソフト化されています。
 
 それ以外には映像化されていないので、バケルくんグッズというのは極めて珍しいのではないでしょうか。
 

 というわけで、今日は私の持っているバケルくんグッズを2点紹介します。
 1点めは、バケルくんのバッジです。「小学三年生」1974年9月号で通販されたものです。
 
 当時の小学館の学習雑誌は、バッジの通販に力を入れていたようです。私は、当時買ったわけではなく、最近になってようやく入手したのですが。
 これは「おわらいバッジ」として4種セットで販売されたものでして、そのうちの1つがバケルくんだったのです。同時期に連載されていたドラえもんもセットの1つでした。
 

 藤子キャラ以外の2つは、古谷三敏『たこぼう一家』のたこぼうと、山根あおおに『ごんたろう』のごんたろうだと思われます。(間違っていたらすみません)



 もう1点もバッジですが、こちらは以前に紹介したもので、新バケルくんのバッジです。
 

 1980年代の藤子ブームの只中、『バケルくん』は「別冊コロコロコミック1984年7月号で復活をはたします。ファンの間ではこの復活版を、1970年代に連載された『バケルくん』と区別して、『新バケルくん』と呼んでいます。
 その『新バケルくん』の連載スタートを記念して「別冊コロコロコミック」誌上で企画されたのが、「バケル変身人形アイディアコンクール」でした。私はそのコンクールに応募。結果、新バケルくんのバッジが当選したのです。
 上の画像は、新バケルくんバッジ本体と、バッジを入れて送ってきた封筒、別冊コロコロ編集部のメッセージ文です。
 先に紹介した旧バケルくんバッジはあとで購入したものですが、新バケルくんバッジはコンクールで当選した記念品なので、私にとってはより大切なお宝です。



『バケルくん』から離れますが、雑誌「マンガくん」のノベルティ紙袋が今目の前にあるので、画像を載せておきます。
 
 この紙袋にプリントされたキャラクターたちは、「マンガくん」創刊号のラインナップです。
「マンガくん」は、藤子ファン的には『エスパー魔美』を連載していた雑誌として印象に刻まれています。のちにリニューアルして「少年ビッグコミック」となり、あだち充の『みゆき』や尾瀬あきらの『初恋スキャンダル』などで当時のラブコメブームを牽引。その後さらにリニューアルして「ヤングサンデー」になりましたが、昨年休刊となったのは記憶に新しいところです。


 ついでに、藤子キャラではありませんが、最近たまたま手に入れた昔の企業モノ紙袋を2点載せておきます。
 
 エスエス製薬のマスコットキャラ・ピョンちゃんです。顔よりも大きな手が、体全体のバランスをくるわすほどのインパクトですね^^

 
 これは、NEC坊や。
 この2点は、おそらく昭和40年代の紙袋だと思われます。(昭和50年代前半のものかもしれません)