「ハイパーホビー」でFミュージアムに関する連載スタート

 ホビー雑誌「ハイパーホビー」6月号(徳間書店)を購入。この号から「藤子・F・不二雄ミュージアム準備室 ハイパーホビー出張版」というコーナーの連載が始まったのです。来年9月3日の藤子・F・不二雄ミュージアム開館に向けて、関連の情報をいろいろと紹介していくコーナーです。
 今号は見開き2ページの記事。半分はカラー、半分はモノクロになっています。モノクロ部分の大半は、藤子プロ社長・伊藤善章氏のインタビューが掲載されています。
 伊藤氏は、F先生の人となりや、ペンネームが藤子不二雄Fから藤子・F・不二雄に変わった経緯、F先生のグッズに対するスタンスなどを語っています。SF短編『有名人株式会社』に登場する大きな人形をF先生は実際に持っておられた、という話はじつに興味深いです。F先生逝去後その人形をご家族が見つけ、気持ち悪いから捨ててしまったとのこと。どんな人形だったのか、どれほどの大きさの人形だったのか、見てみたかった気がします。
 F先生が「テーマパークのような施設はつくらないほうがいいですよ。日本人は飽きっぽいからすぐダメになるので」といったことをおっしゃっていた、というのも印象的なお話でした。その遺志を尊重して、藤子・F・不二雄ランドのようなテーマパークをつくるのではなく、あくまでもF先生の原画を展示することを主目的としたミュージアムを開設するということなのでしょう。じっくりと原画を鑑賞できるミュージアムであることを軸にし、そのうえで老若男女が楽しめるコーナーや企画を盛り込んでいくという姿勢のようです。そういうお楽しみ企画は「文化祭的なのり」でやっていきたいとのこと。
 そんなコンセプトに共鳴します。