今回は、氷見の「まんがロード」にある“ギャラリー”的なスペースを紹介します。
●氷見市潮風ギャラリー
もともと北陸銀行の支店だった建物を改装して、ギャラリーとして利用しています。2007年10月14日にオープンし、その日から現在まで「藤子不二雄Aまんが展」を開催中。
潮風ギャラリーの外観。
『怪物くん』『忍者ハットリくん』の大きな看板や外壁が出迎えてくれます!
切符サイズの小さな入場券には、サカナ紳士録のエイチョウが印されていました。
潮風ギャラリーでは、基本的に藤子不二雄Aマンガの複製原画が展示されています。1980年代にリバイバルした『怪物くん』『忍者ハットリくん』をはじめ、『愛…しりそめし頃に…』『サル』『踊ルせぇるすまん』など、藤子Aマンガ史のなかでも比較的後期の作品の複製原画が多い印象です。もう少し前の作品だと、『まんが道』『プロゴルファー猿』『少年時代』なども展示されています。
複製原画とはいえ、高度な印刷技術で精巧につくられているので本物の原画を鑑賞しているようなリアル感があります。
リバイバル版『怪物くん』『忍者ハットリくん』はカラーページの展示が多く、それが実に色彩豊かなので、藤子Aマンガをあまり読んだことのない一般の方でも純粋に楽しめそうです。
「まんがロード」を歩くと藤子Aキャラを立体化したモニュメントをいろいろと見られますが、ギャラリー内にもモニュメントがいくつか置かれています。とくに注目は怪物くんでしょう。怪物くんのモニュメントって、屋外の通りにはないんですよ(註:光禅寺の境内には怪物くんの石像がありますが)。なので、「ここで怪物くんに出会えた!」という喜びを感じられるのです。
1階の奥に行くと、トキワ荘14号室をイメージ再現した空間が設けられています。
2階に上がると、藤子不二雄Aマンガ読み放題の読書スペースが!
「藤子不二雄Aランド」を中心に、この規模の施設としては充実の蔵書となっています。
新しく刊行された藤子A作品の単行本や関連本もしっかりと並んでいます! こういうところからも、この施設が意欲的であることがうかがえます。
A先生のご著書にまじって私の著書が並んでいるのは、素直にうれしいです。ありがたいことです。
●藤子Aミニワールド
昨年(2012年)11月16日にオープンした藤子Aグッズのギャラリー&ショップです。比美町商店街の3つの店舗(島津福寿堂/メンズショップはやし/ファミリーレストランホリエ)のなかに設けられています。それぞれのお店の一画を「藤子Aミニワールド」のスペースにしているわけです。
まず、島津福寿堂に入ってみました。A先生の弟さんがこの店のソフトクリームがお好きで、よく食べに来られていたとか。
着ぐるみ忍者ハットリくんの存在感は半端じゃありません(笑)
忍者ハットリくんのドロップ。
プロゴルファー猿の旗つつみチャレンジコーナー!
時間の都合でファミリーレストランホリエには入れませんでしたが、外から少し見物。
潮風ギャラリーと藤子Aミニワールドで次のような藤子Aグッズを購入しました!
忍者ハットリくんのふろしき。
藤子不二雄A先生の生家・光禅寺のお守り。
プロゴルファー猿のゴルフボール。3つのボールのうちまん中のは、劇中で猿丸が使っているボールを思い起こさせるので特に魅惑的です。
藤子Aミニワールドで購入した藤子Aグッズは、この袋に入れてもらえました!
(氷見・高岡の旅(その5)に続く)
http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20130717