著者は、脳科学者の中野信子さん。テレビでもよくお見かけする学者さんですね。
中野さんは中学生時代にアニメの『笑ゥせぇるすまん』を観て、高校生になって原作単行本を読んだそうです。
そして、昨年六本木で開催された「藤子不二雄Ⓐ展」へ行くにあたって『笑ゥせぇるすまん』をあらためて読み返したとき、このマンガには真実が描かれていると感じ、藤子不二雄Ⓐ先生が脳科学・心理学を先取りするようなストーリーを構築していることに驚いたといいます。
そんな中野さんが、喪黒の騙しと誘惑の手口を脳科学的に考察したのがこの本です。藤子不二雄Ⓐ先生と中野さんの対談も収録されていて興味を惹かれます。