『のび太の新恐竜』に出てきた野鳥たち、そしてスズメ記念日

 きのう(9/7)届いた「有鄰」に、鳥類生態学の先生が書いた「スズメと日本人」という文章が載っています。

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 スズメといえば、すでに劇場で4回観た映画『のび太の新恐竜』に何度か映り込んでいました。とくに、のび太の住む町が朝を迎えたときスズメの群れが電線にとまっている情景がくりかえし出てきて印象的でした。

 

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・この写真は以前私が自宅からそう遠くないところで撮ったスズメの群れです。

 

 『のび太の新恐竜』には、スズメ以外にもいろいろな野鳥が背景のように映し出されました。大昔へ旅立つ前の現代のシーンでのことです。

 私が種類を識別できた鳥は、スズメ、アオサギ、ヒバリ、カラス(ハシボソガラスハシブトガラスかは不明)がいました。一瞬だけの映り込みだったので見間違いかもしれませんが、ヒヨドリとドバトらしき鳥もいたような気がします。(藤子仲間から「ハトがいた」という情報をいただきました)

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・私が撮ったアオサギです。

 

 『のび太の新恐竜』は、いろいろな野鳥が見られることのほかにも、「鳥」要素が満載です。おかげで、私のなかの鳥へ愛がちょっとばかり再燃しています。

 そんななか、最近書店で見かけて買ったのがこの本です。

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・『鳥!驚異の知能』(講談社

 

 以前は「頭が良くない」とされてきた鳥が、ここ20年ほどの研究で驚異的なまでに賢い動物であることがわかってきたという内容で、面白いです。

 ヒトと鳥はおよそ3億年前に共通祖先から分岐して長い時間をかけて異なった経路で進化してきたのですが、知性という点で共通するところが多いそうです(収斂進化というそうです)。

「自己」の概念を持つのはヒト、大型類人猿、ゾウ、イルカに限られる…とされてきたのに自己を認識する鳥がいることがわかったなど、ヒトや一部の哺乳類だけが持つ伝家の宝刀とされてきた各種知性が鳥にもあるのだということが、いろいろな事例で紹介されていて知的興奮を味わえます。

 

  さて、きのうは「有鄰」にスズメに関する文章が載っていて、『のび太の新恐竜』にスズメが出てきたことを思い出したりして、少しばかりスズメを気にかけた日でした。

 その日に、書店の入口で全6種のうち5種が文鳥で1種だけがスズメ……というカプセル自販機を見つけました。

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・雀と文鳥コレクション(全6種)

 

 こんな日だからスズメが欲しい~!と願ってやってみたら……

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 一発目でスズメが出てくれました!

 

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 「ぼくだけスズメなの」というくらいスズメが出る確率は高くなかったのに、一発目で出てくれてラッキー感が大きいです。

 

 おかげできのうは私的にスズメ記念日になったのでした(笑)