2月26日、『とっておきドラえもん わきあいあい家族編』が発売されました。
「通常版」と「特典付き特別版」の2バージョンが発売され、特別版のほうを購入しました。
帰宅して開封の儀。
特典の「いってらっしゃいマグネット」と「おかえりなさいマグネット」が姿をあらわしました!
本書は「家族」をテーマとする話を集めた傑作選で、収録作品は以下のとおり。
・ママをとりかえっこ
・弟をつくろう
・夢まくらのおじいさん
・ドラえもんとドラミちゃん
・ママのダイヤを盗み出せ
・ソノウソホント
・スネ夫は理想のお兄さん
・ふんわりズッシリメーター
・人間カメラはそれなりに写る
・くろうみそ
・しんじゅ製造アコヤケース
・のび太のなが~い家出
・のび太の息子が家出した
・地下鉄をつくっちゃえ
・のび太が消えちゃう?
・ジャイ子の新作まんが
・パパもあまえんぼ
「けっきょく、親だって、人間だもんな」「神さまじゃないんだもんな」といったセリフが子どものころから私の心に刻まれ続けている「ママをとりかえっこ」が1本目に収録されていてテンションが上がります。
子どものころは、親というか大人というのは子どもとは比較にならないほどしっかりしていて完全性の高い別次元の存在に見えていたこともあったのですが、この話を読んで「けっきょく、親だって、人間だもんな」「神さまじゃないんだもんな」というのび太らの結論的なセリフに触れたとき「ああ、親も自分とおんなじ人間で、機嫌が悪いこともあれば一時的な(自己中心的な)感情で子どもにあたることもあるんだなあ」と、それまで自分がなんとなく抱いていた大人へのイメージとは別の見方を与えられた気がしました。大人も子どもも同じ人間であることはわかっているつもりでしたが、それでも大人のほうが別格的に完全性の高い存在に見えていました。そんな大人に対する私のイメージがざわざわと揺らいだのが「ママをとりかえっこ」の終盤を読んだときだったのです。
「人間カメラはそれなりに写る」も収録されてるんですねえ!この話を初めて読んだのは「藤子不二雄ランド」だったかなあ。「のび太のパパとママって新婚旅行は札幌へ行ったんだ!」と思った記憶があります。のび太が65点も取った!と家族全員で大はしゃぎする冒頭シーンも好きです。
ほかの話も傑作ぞろいですね。
特典のマグネットはやはり冷蔵庫にくっつけたくなりますね♪