『ドラえもん』の声優さん降板を報じるマスコミ


 昨晩、アニメ『ドラえもん』の主要な声優さん5名が降板するというニュースがネット上を駆け巡ったが、今日は、そのニュースを報じる新聞やテレビ番組をチェックするのに忙しかった。
 記事の文面を読むだけならネット上で用が足りるわけだが、紙に印刷された状態の記事やテレビでの扱われ方にも関心があったのだ。


 テレビ朝日の早朝ワイドショー「朝いち!!やじうま」を観ると、「朝日新聞」はこのニュースを一面で報じている、とのことで、番組の司会者は「国民的関心事」と表現していた。うちは「朝日新聞」をとっていないので、近所のコンビニへ行って購入してみたら、こちらの地方では一面ではなく社会面に載せていた。
 うちで講読している「中日新聞」も、同様に社会面での扱いだった。
 コンビニでは「讀賣新聞」(中部支社版)も買ったが、このニュースを報じていなかった。
「日刊スポーツ」「スポーツ報知」「スポーツニッポン」などの主要なスポーツ新聞は、どこも大きな記事にしていた。
 テレビのワイドショーについては、テレビ朝日だけでなく、フジテレビや日本テレビ、TBSなどの民放各局でも、スポーツ新聞の記事を読み上げるかたちで紹介していた。


 スポーツ新聞の記事中で『名せりふ「ぼく、ドラえもん」は「ドラえもんの心を声にしたかった」と話す大山さんのアドリブの中から生まれた』という一文を読んだとき、雑誌「ぼく、ドラえもん」の刊行は、そのタイトルからして、大山のぶ代さんらが『ドラえもん』を勇退することへのはなむけの意味もあったのかな、と思えてきた。


 ひとつ気になったのは、記事中のテレビ朝日広報部の話や、公式サイト「ドラえもんチャンネル」の「番組からのお知らせ」を読むと、各マスコミの報道内容に関して「まだ正式に決定していない」と説明されている点だ。〝声優さんが交代する〟という情報は「正式な発表」によるものではないようなのだ。これだけマスコミで大きく報道されてしまえば、後追いのようなかたちでいつか正式発表するしかなくなりそうだが、そのさいには声優さんたちの記者会見などが開かれるのだろうか。



 声優さん交代のニュースとは直接関係ないが、本日は、アニメ『ドラえもん』がデザインされた記念切手の発売日だった。
 この記念切手は「科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ第6集」として発売されたものである。2種類のシートが出たので、一応両方とも購入した。
「科学技術とアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」とは、日本の科学技術の現在と未来を織り込みながら、日本のアニメの代表的な登場人物などをとりあげるシリーズ切手である。
 2種類のシートは、どちらも「80円切手×10枚」で構成され、『ドラえもん』の切手と一緒に、エレキテルの平賀源内や、江戸時代のカラクリ人形などをデザインした切手が混在している。藤子ファンとしては、平賀源内やカラクリ人形の切手があるのなら、ぜひ『キテレツ大百科』の切手もセットにしてほしかった、と思ってみたりする。



●報告●
 藤子不二雄ファンのための月刊情報紙「月刊ぽけっと」のホームページに当日記をリンクしていただきました。月刊ぽけっとさん、どうもありがとうございます。