「マシュー」にドラ・船越さん・神木くん出演

 21日(火)放送「Matthew's Best Hit TV+」テレビ朝日系)の簡単レシピのコーナーに、映画『のび太の恐竜2006』の宣伝を兼ねて(最終的にはそれを目的として)着ぐるみのドラえもん船越英一郎さん、神木隆之介くんが出演した。コーナー冒頭で、着ぐるみドラと、マシュー、船越さん、神木くんのやりとりがあったが、わさび声の着ぐるみドラは、なんだか新鮮。
 ドラが四次元ポケットから秘密道具を取り出すように船越さんと神木くんを出現させ、それを見たマシューがわざとらしく驚くところで、ユルイ笑いを誘われた。



「Matthew's Best Hit TV+」といえば、1月31日放送の回で「ドラえもんの秘密道具の総数は?」というクイズが出題された。シンエイ版ドラに登場した秘密道具の映像があれこれ流され、正解として「2100個」(2005年11月現在)という数値が示された。
 藤子・F先生が描いた原作マンガの場合だと、カウント法や秘密道具の定義によって結果が変わってくるが、1800台から1900台の個数になる。ドラえもん学の横山泰行教授は、「1963個」という数値を発表したことがある。これがシンエイ版アニメになると、それ用に作られたオリジナルエピソードがたくさんあるぶん原作より個数が多くなるわけだ。ただし、シンエイ版にはリメイクがあったり特番があったり映画があったり、いろいろ複雑な要素が絡んでくるため、どういうカウント法を採用するかで答えにかなり幅ができるはずだ。同番組で導かれた2100個という数字がどれほど確度の高いものか判然としないため、余興上の参考数字と認識しておくほうがよさそうだ。




●書籍情報
まだ読んでいないが、本日くらいに発売された安藤健二著「封印作品の謎2」(太田出版)で、『ジャングル黒べえ』『オバケのQ太郎』が封印されている事情がとりあげられているようだ。

第1章 引き裂かれたリボン(『キャンディ・キャンディ』)
『冬ソナ』の影で/プリクラから始まった混乱/裁判へ/『キャンディ』誕生の背景と講談社/判決の行方/増殖するグッズ/単行本とアニメも巻き添えに/裏目に出るキャラクタービジネス/漫画原作システムのはらむ矛盾/そして2人の母親が残った


第2章 悲しい熱帯(『ジャングル黒べえ』)
ちびくろサンボ」復活の一方で/抗議は本当にあったのか?/「忘却」する関係者たち/黒人が消えた日/抗議する側とされる側、それぞれの立場/ 「黒人差別をなくす会」とは/現在の「なくす会」の対応/ステレオタイプな楽園/タブーとなったキャラクター


第3章 怨霊となったオバケ(『オバケのQ太郎』)
消された思い出/理由の見えない全面封印/スタジオ・ゼロの時代/抹消される合作/87年、コンビ解消前後/出てこれないオバケ/さよならもいわないなんて


第4章 ウルトラとガンダムの間に(『サンダーマスク』)
発狂したヒーロー/迷作か名作か/1人歩きする噂の数々/フィルムはどこだ?/未来を知らなかった約束/創通エージェンシーの封印された過去/ウルトラマンを超えて/ガンダムに倒された男


http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=1392827