「ネオ・ユートピア」48号届く

 藤子不二雄ファンサークルマガジン「ネオ・ユートピア」48号(2009年8月15日初版第1刷)が届きました。

 今号は、藤子ファン旬の話題、藤子・F・不二雄大全集の特集です。F大全集見どころガイドや、会員さんによる座談会・投書などで構成され、F全集刊行に対するファンの歓喜と期待と興奮と不安が入り交じりつつ祝賀ムードに包まれています。
 小学館の全集担当者が社内報用に書いた「藤子・F・不二雄大全集の読みどころ」の再録は、通常では部外者が読めない文章だけに興味を惹かれました。藤子F作品の恩恵を最も授かってきた出版社である小学館にとって、今回の全集は特別の意味があるもので、社を挙げた事業として全力で取り組んでいく、という言葉に力強い意気込みを感じました。小学館にとってはF先生への恩返しの意味合いもある藤子・F・不二雄大全集ですから、収益事業である以上に文化事業だと認識して、ぜひとも全作品網羅という謳い文句を裏切らない完全性の高い全集にしていただきたい、と改めて思いました。


 この特集では、私が3月にmixi日記で書いたF全集の第一報が、マイミクさんがたのコメントとともに誌上再録されています。このときの日記には70名ほどのかたがコメントを付けてくださって、F全集刊行のニュースに触れた皆さんの喜びや感動や高揚がライブ感たっぷりにあふれかえっています。そのネット上の感動の様子を「ネオ・ユートピア」の誌面で再現しよう、ということになったのです。その誌面は、以下のような感じで5ページにわたって活字がぎっしりと詰まっています^^
 
 この誌上再録は、のちのち、F全集刊行の第一報に接したファンの反応をリアルに伝える貴重な資料にもなりそうです。
 私は、そのほか、A先生のお誕生会レポートや、手塚治虫漫画全集の解説文などでも参加させてもらっています。


 今号では、ほかにもいろいろ読みどころがあったのですが、特に読み応えを感じたのは「短編譚」というコーナーです。毎号、A先生とF先生の短編作品を1作ずつセレクトして、その作品について会員さんが感想や考察を書いたりNUによる作品研究がなされたりするコーナーです。今号は、A先生の『目のない舞姫』とF先生の『山寺グラフィティ』がとりあげられたのですが、これがかなり徹底的に研究されているのです。数名の会員さんの投書とともに、作品の初出時と単行本収録時の比較や、単行本のレーベルごとの差異、作品の題材や舞台の紹介など、いろいろな資料を駆使して作品を入念に研究しています。NUならではの方法論が貫かれていると感じます。


 ■ネオ・ユートピア公式サイト
 http://neo-utopia-net.blogspot.com/




「藤子関連情報」

●アニメ『ドラえもん』(テレビ朝日)で1979年の放映開始時から2005年のリニューアルまでしずかちゃんの声をつとめてきた声優・野村道子さんの著作『しずかちゃんになる方法 めざすは声優一番星☆』(リブレ出版、1260円)が8月25日(火)発売予定です。
 この本の発売記念イベントとして、9月13日(日)に「野村道子代永翼(スクールデュオ6期生)トークショー」が開催。

http://www.libre-pub.co.jp/ichibanboshi.html


野村道子代永翼(スクールデュオ6期生)トークショー
日時 9月13日(日) 第1回 13:00〜/第2回 15:30〜
場所 アニメイト池袋本店 イベントスペース
参加資格 アニメイト池袋本店にて本書をご予約・ご購入いただいた方(先着順受付)

●9月5日(土)、高岡開町400年記念協賛事業として、芥川賞作家・川上未映子さんがドラえもんについて語るトークショーが実施されます。

http://www.miraikanko.net/News/Detail.php?id=EVENT&Serial=44


川上未映子トーク。」フォーラム
日 時:9月5日(土)13:15開演
会 場:ウイングウイング高岡4Fホール
入場料:一部(無料) 事前申込みされた方を優先いたします。
    二部(有料¥1,500円/一人)入場券が必要です。
定 員:300名
前売り券発売開始予定日:平成21年 8月10日(月)〜
前売り券発売場所:ウイングウイング高岡 3F受付コーナー
※インターネット又はFAXでの申し込みも出来ます。
申込み用紙は、タイトル右横のdownWワードドキュメント用紙をダウンロードしてお使い下さい。
詳しくは、未来観光戦略会議HP http://www.miraikanko.net/ をご覧下さい。
受 付:先着順(定員になり次第締め切らせていただきます)


■一部 パネルディスカッション(無料、事前申込み必要) 
藤子・F・不二雄がいた高岡―わたしたちの好きなふるさとの原風景」
−青少年育成・環境イメージを持つ「ドラえもん」の作者、藤子・F・不二雄氏を形成した高岡・まちの価値を語る。−
パネリスト
高岡市長 高橋正樹氏
富山県知事政策局長 廣光俊昭氏
高岡商工会議所専務理事 山達是人氏
ショウワノート?社長 片岸 茂氏
高岡ロータリークラブ 石橋正好氏


■二部 「川上未映子トーク。」(有料 入場料/一人 ¥1,500円  )
〜わたし、ドラちゃん、のび子の時代(仮題)〜
トークショー50分、朗読10分、質疑応答30分)
※質問事前公募(入場券申込み時、受付しております)


(問い合わせ先)
川上未映子トーク」フォーラム実行委員会
未来観光戦略会議/(株)シーデーエル
事務局宛てメールでお願いします。
info@miraikanko.net
〒933−0813富山県高岡市下伏間江331
TEL0766−28−5050 FAX0766−28−5051

●「オトナファミ」No.20(2009 October)の「ダークヒーロー漫画44選」で、藤子不二雄A先生の『魔太郎がくる!!』と『笑ゥせぇるすまん』が少し紹介されています。