「有隣堂」の情報紙にエッセイを書きました

 横浜を拠点に神奈川県・東京都・千葉県で多くの店舗を展開する書店「有隣堂」が発行する情報紙「有鄰(ゆうりん)」に、このたびエッセイを書かせていただきました。エッセイのタイトルは『藤子・F・不二雄作品の魅力』。11月になって有隣堂各店舗にて配布される号に掲載の予定です。(具体的な配布開始日が決まりましたら、また告知いたします)


 有隣堂は、神奈川県在住の方にとっては最もメジャーな書店の一つだと思います。
 神奈川方面に住んでいる友人知人に、「もうすぐ有隣堂の情報紙に私のエッセイが載るよ」と伝えたら、次のような反応が返ってきました。


●Aさん(男性)「神奈川県民なので、有隣堂といえば紀伊國屋書店ジュンク堂書店よりも馴染み深い」
●Bさん(女性)「横浜で本屋といえば有隣堂。私が学生の頃は何時間もそこで過ごしていた。亡き父親とのデートコースでもあった」
●Cさん(女性)「有隣堂は100年以上続く老舗の書店で、神奈川県ゆかりの作品を多く置いているうえコミックや小説が充実している。学生時代から通っていた」


 私は愛知県民ながら有隣堂の存在は知っていたのですが、原稿の依頼をいただいた時点で、情報紙「有鄰」がどういうものかは知りませんでした。そこで有隣堂の公式サイトで調べてみたら、こういう説明がありました。

1967年12月に創刊した有隣堂の情報紙で、小社各店で無料配布しております。地域の歴史・文学・芸術などに関する各界一流執筆者によるエッセイ、話題の出版企画の紹介、著者へのインタビューをもとにつづる「人と作品」のほか、書評欄「有鄰らいぶらりい」、「新刊書の手びき」などを収めた内容です。2009年7月に通巻500号を発行。現在はタブロイド判4頁、隔月刊の発行です。

 その後、有隣堂からバックナンバーを何部か送っていただき、なるほどこういうものか!と把握できました。格調のある落ち着いた紙面で、ここに書かせてもらえるなんてとても光栄だなと思いながら原稿を執筆しました。


 藤子・F・不二雄作品の魅力を一般の方に伝える、というのが趣旨なので、ファンの方にとっては基本的な事柄しか書いていませんが、基本的な事柄といっても膨大に存在しますから、限られた文字数のなかで広大無辺なFワールドから何を拾い上げ、どう構成するかで苦心しました。


 冒頭でも申しましたが、私のエッセイの載った号は、11月になってから発行され、有隣堂各店で配布されます。配布開始日が確定しましたら、またお知らせいたします。
 藤子F作品のことをすでによくご存じの方に新たな情報を提供する文章ではありませんが、私が一般の方々にF作品の魅力を伝えようとする熱意や工夫を少しでも感じ取っていただければ、と思います。お近くに有隣堂がある方は、手に取って読んでいただけると幸いです。



 ●雑誌記事情報
 19日(水)に発売された「CUT」11月号の特集は「日本もハリウッドも、映画はマンガだ!」。この特集の冒頭26ページ分は映画『怪物くん』の記事になっています。藤子不二雄A先生のインタビューが4ページ分(写真1ページ+文字3ページ)掲載されています。